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出版社内容情報
伝説の勇者たちを支えてきた天才神官・レイズ。勇者たちに裏切られ、最愛の妹を殺されたレイズは、魔王の力をその身に宿し、勇者たちへの復讐を始める――。魔王の力を手に入れた神官の壊滅的復讐ファンタジー開幕!
内容説明
魔王と戦う“七人の勇者”を支えてきた天才神官・レイズ。魔王を討伐した勇者たちに裏切られ、最愛の妹を殺されたレイズが出会ったのは―滅ぼされし魔王の娘・シルファだった!「わたしのお父さんを…魔王を生き返らせてほしいの…」禁忌の術とされる『魔王の蘇生』を試みたレイズだったが、彼の身体は魔王との融合を果たしてしまい…。レイズは、魔王の能力を受け継いだ、無敵の復讐神官へと変貌を遂げた!天才神官としての至高の治癒魔法と、その力が“反転”した、魔王の殲滅魔法を併せ持った、最強で最凶の神官―。伝説の勇者たちを駆逐するべく、レイズの復讐譚が幕を開ける!
著者等紹介
来生直紀[キスギナオキ]
第24回ファンタジア大賞“銀賞”受賞にてデビュー。宮城県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
15
気持ちよく読み切って、シスコンには思えんがとか、白魔導士がその回復逆に使えるの斬新とか思ったけれど、「そうだろうな」な展開。つぎはもういいかな2020/01/17
真白優樹
12
魔王を倒した七人の勇者に仕えてきたが、真実を知った故に全てを奪われた神官の青年が、新たな魔王となり復讐を始める物語。―――全てを覆せ、道理も、絶対的な理由でさえも。 癒しの力、そして全てを覆す反転の力。 魔法と血が飛び交う、どんどんと復讐の闇に堕ちていくかのようなこの物語。格が小物な無敵な敵は、格が違い過ぎる無敵に呑まれ壊される。そんないい意味でどこか薄汚れた魅力がある作品であり、復讐のカタルシスと昏い爽快感が感じれる物語である。軽く闇を味わいたい読者様は是非。次の復讐の相手とは。 次巻も楽しみである。2019/10/19
ホシナーたかはし
11
悲鳴、スキル表示、呪文の効果で文庫の約1/3を埋めるのは手抜きだろう。帯の文句が評価上げすぎで、そこまで読むべき作品ではない。ネット小説に転がっているような復讐チートもの。これをあと六冊分、コピペになりそう。2019/11/05
じゃんく
7
かなりオーソドックスな仕上がりになっているが敵のクズっぷりに対する無双という塩梅で主人公も復讐心に身をやつねているタイプなので読み進めて嫌な気分にはならない。魔法の説明やらが所々強調されており読みやすさはあるものの、そこはもう少し文章でどうにかできないものかなぁ、とも思う次第。2020/01/03
リク@ぼっち党員
7
なかなか面白かった。容赦はないけどクズではないのがいい塩梅。圧倒的な魔王の力で、ゴミ掃除が如く裏切った者たちを排除していく。復讐モノとして突き抜けてたので、ほの暗い爽快感が得られる。世の中は因果応報。この調子でどんどん酷い目にあわせてほしい。エロ方面に走らなかったのも今は復讐に全てを捧げてることを強調していたので、今後も安易なエロに逃げずに続けてほしい。2019/10/21