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出版社内容情報
「桶狭間の合戦」で今川家が敗れ、織田信奈という新たな英雄が誕生するなか、謙信と信玄は、未だ川中島という呪縛に囚われていた。誰よりも互いを憎み、誰よりも互いを愛した2人の逢瀬の行く末は――!?
内容説明
織田信奈、桶狭間にて三万の今川軍を撃破。さらに、義元が生存し、織田軍に降るという常識を超えた事実。各地を駆け巡ったその報は、武田家に、上杉家に、幕府に衝撃を与えた。天命を動かす何者かが、日ノ本へと介入しようとしていた―そして、この事件をきっかけに、歴史は動き出す。信玄が―「今こそ天下を目指すとき。駿河を奪うわ!」謙信が―「わたしは信玄の野望を砕き、戦乱を止める!」最後の決着をつけるため、再び彼女たちは川中島に集う。互いの志を誰よりも憎み、互いの存在を誰よりも愛した2人の戦いと逢瀬の物語、ここに終幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
9
武田信玄・上杉謙信を主役にした織田信奈シリーズの外伝の最終巻。第4時川中島の戦いがテーマで、歴史を知っている人は分かるとおり悲惨な戦場が描かれる。海音寺潮五郎の『天と地と』をオマージュして書いているとおり戦後のところは描かれないがそこは想像で補ったり本編で触れられている。ただここまで武田義信・長尾政景・宇佐美定満など男のストーリーが描かれていたので読みたかったなと感じた。2024/11/26
史
2
これは選ばれなかった者達の物語。神に、人に、天に、知に、そして運命に。そんな呪われた姫たちの物語。2021/05/09
Abercrombie
2
○ 最終巻は謙信の関東遠征と第四次川中島の合戦。本編と違い、ほぼおふざけなしのシリアス展開はひたすら退屈で、前半は中々ページが進まなかったが、作者入魂と云える川中島の合戦描写は圧巻でそこからは一気読み。2017/12/08
尚侍
2
素晴らしい。本編も最後の盛り上がりをみせていますがこちらも見事な展開でした。全体的にほぼ史実をなぞっているとは言え、その史実の方がある意味現実離れしていることもあり、謙信の関東攻めのあたりなどは史実と創作の区別がいい意味でつかず、結果を知っているにもかかわらず手に汗を握る展開でした。そしてやはり川中島。信繁が斃れる場面はまさにクライマックスといったところで、思わず目頭が熱くなりました。本編はもう少し続くようですが個人的にはこちらの方が好みですね。登録数が少ないですがもっと多くの方に読んでもらいたいです。2017/10/28
ブー
1
最終巻!関東と第四次川中島戦迄の物語!本編と違い、ほぼシリアス!人死にも多々!特に、第四次川中島は、まさに総力戦!の様相を呈している。個人的には、信繁嬢の所は、ちょっと目頭に来てしまいました。その後の本編を読むと、ちょっと報われた感じも少し・・・良い最終巻でした。2018/01/02
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