富士見ファンタジア文庫 クラスのギャルとゲーム実況〈ｐａｒｔ．２〉

琴平 稜【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040722672
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

初見殺しゲー『ウィキッド・ソウル』に心折れる宗彦。『オレのなつやすみ』で昆虫を集め続けるギャル（花）。そして宗彦妹は廃課金兵へ……残念美少女ゲーマーが集まる宗彦家は今日も混迷を極めており!?

内容説明

紆余曲折を経てゲーム実況者集団『ぶーけ』を結成した俺達は、今日も今日とて我が家でゲーム実況三昧で―「やだ、あたし、自分の昆虫採集の才能が怖い…」『オレのなつやすみ』で昆虫を集め続ける花であったり、「一回死ぬごとに、私が主の手を舐めるというのはどうでしょうか」『ウィキッド・ソウル』でおかしな要求をするカズキであったり、「気にくわねーなら直接文句言いにこい！住所は―」生放送中に豹変したゆえが煽りすぎて…“特定した”ここ俺ん家ですけど！？チーム実況や縛りプレイで再生数を稼ぎつつ、ついには実況ランキング１位になっちゃって！？本当にこんなんでいいの！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[岡本]

新キャラも増えてますます姦しくなった実況チーム「ぶーけ」。実況者にとっては厳しいリア友への身バレなど、あるあるイベントも起こりつつ次巻の展開が気になった所でまさかの最終巻。著者の他の作品も読んでみようかな、と思ったり。

2018/07/31

[まりも]

目指せゲーム実況ランキング1位！な第二弾。ゲーム実況者集団「ぶーけ」を結成し、毎日楽しく賑やかにみんなでゲームをする話。薄々感じてはいたけどやっぱり打ち切りですか。おかげでかなり駆け足気味の展開えましたね。1巻冒頭の問題も含めてやけど、もっとじっくり丁寧にやってほしかったなぁというのが正直な感想。まぁ、今回で全て片付ける必要がある以上仕方がないんだけどね。ゲームで繋がる絆、仲間と一緒にワイワイ言いながらゲームをやる楽しさ。そんな彼らの笑い声が聞こえてくる良い作品だっただけに、ここで終わるのは本当残念だ。

2017/08/22

[ツバサ]

我は悲しい。この作品がここで終わってしまうのかと悔やむぐらい面白いシリーズでした。キャラがみんな生き生きしていて、好きだったんだ……。1巻の不穏なプロローグの伏線を回収し、かつ解決して「ぶーけ」の仲が深まっただけに悲しさ増大。なんか悔しいなあ…… 次回作を楽しみにしてます。

2017/08/20

[スズ]

ゲーム実況チーム『ぶーけ』を結成した大和達だが、花の友人であるサキが花と親しげな大和の事を毛嫌いし始めるようになり…。花はクラスの人気者で明るいギャルという理想を持つサキ、ゲームが大好きな気持ちを封印する事は出来ないけれど友人の事も蔑ろにしたくない花、二人の気持ちの間に挟まれる大和の悩ましげな気持ちに胸が痛くなりますが、ぶーけの面々の個性強過ぎなゲームプレイで所々笑わせて貰えるので読みやすいですね。笑顔を見せるマスに止まり、「死にます」と命令を拒否して飛び降り自殺を即決で選ぼうとするゆえに笑いました。

2019/09/21

[芳樹]

【読放】ゲーム実況サークル『ぶーけ』についに妹参戦！を含めて新キャラが登場し、わちゃわちゃ度が更にアップした今回でした。前回に続いて今回も不穏なプロローグで、楽しい内容がどうしてこんなシリアスになってしまうのかと思っていたら…。すれ違いはお互いの理解を深める第一歩。どこか冴えなかった宗彦が「ぶーけ」での活動を通じてしっかり成長している姿に胸が熱くなりました。ありのままの自分をさらけ出せる相手や場所が、いかに大切であるかを示した名作と思います。

2022/01/07