出版社内容情報
ドS担当編集の青鬼に耳を引っ張られつつ、右京が締切を絶賛ぶっちぎっていたその頃……世間では、作家を巻き込んだ怪事件が続発していた。しかも、各事件の現場では右京のよく知る「ある人物」が目撃されていて!?
内容説明
仕事をしないことに定評のあるホラー作家・宇佐見右京は怯えていた。相手は忍び寄る悪霊…ではなく、担当編集の青鬼修輔。「原稿さえ書けるならあなたに手足なんていらないんですよ」「や~め~て~!」と、青鬼が相変わらず全く原稿の進まない右京を罵倒しつつ頭を抱えていた、その頃。右京の先輩作家・楢崎が不可思議な遺体として発見され、さらに右京と交流のあるホラー作家・立野が爆破事件に巻き込まれてしまう。やがて事件の陰は、右京自身にも少しずつ近づいていて…!?
著者等紹介
佐々木禎子[ササキテイコ]
北海道札幌市出身。1992年、雑誌『JUNE』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
49
まったく怖くないホラー物。右京さんも左京さんも青鬼さんもキャラはいいのになあ。キャラが立ちすぎると全体の印象が薄くなる?2022/09/18
よっしー
18
個人的に前作よりも読みやすかった印象です。出てきた人物像が前よりも分かりやすく特徴を掴んでいたからかな? 普段頑張らない宇佐見が頑張ると余計にややこしい方向へ進むのはお約束といった感じですね。終わり良ければなんとやら…で、一先ず皆が無事で何よりです。にしても、右京の持ってくるスイーツが美味しそうで…そこが一番記憶に残ったかも(笑2022/01/07
ううち
16
うさぎ先生は構ってあげたくなっちゃいます。青鬼さんとのやり取りも軽快です。ホラーなのかミステリなのかあやふやな感じですが、朝田さんの前向き思考はある意味ホラーだなぁ。マロンパイがとても美味しそうでした。角煮も食べてみたいな。2015/08/16
まふぃん
14
ホラーとミステリー。一巻より纏まっていたので読みやすかったです。2017/08/22
けい
12
面白かった。宇佐見兄弟好き。青鬼も好き。2016/01/30