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出版社内容情報
夏目が意外な趣味にハマってしまったり、もふもふ耳と尻尾のあの子が大増殖……など陰陽塾で流れる時間は、相変わらず賑やかで――。さらに、伝説の陰陽師と彼の護法たちのありし日を描いた書き下ろしを収録！
内容説明
陰陽師を育成する「陰陽塾」。それは、いずれ夜空に羽ばたく闇鴉の雛たちが、力と絆をはぐくむ巣。誰かに見られたら秘密がバレかねないモノを塾内で紛失してしまった夏目は、春虎たちと夜の塾舎へ潜入することに。最近、夜に塾内を徘徊しているという謎の式神と遭遇して…！？真夜中の陰陽塾での大騒ぎや、天才美少女からのエスケープ、コンの増殖（！？）事件など、陰陽塾での賑やかで鮮やかな日々がここに紡がれる。伝説の陰陽師・土御門夜光と、彼の式神・飛車丸、角行鬼のありし日の憶い出を描いた書き下ろしも収録。
著者等紹介
あざの耕平［アザノコウヘイ］
「神仙酒コンチェルト」でデビュー。徳島県出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
49
本編がシリアスな分、こういう陰陽塾時代のエピソードが読めるのは嬉しい。夏目が女性であるという弱みを握られた夏目と春虎が鈴鹿の召使い状態となり、ついに逃げ出した時に、鈴鹿が式神を使ってガチで追いかけてきたのはすごく怖かった（笑）。鈴鹿もその追いかけっこを楽しんでいる感じなのが良かった。後半の夜光と角行鬼との出会いのエピソードが良かった。夜光がイラストで描かれていたのはこの巻が初ではないだろうか。飛車丸はこの頃から夜光の忠実すぎる臣下であったことも、兄と飛車丸にも好意的な夜光の妹にも好感が持てました。
まりも
46
短編集第三弾は陰陽塾時代の短編3話と角行鬼が夜行の式神になるきっかけを描いた中編1話からなる話。どの話も良かった。陰陽塾時代の話は、あの頃の日常が戻ってくることは無いという事が分かってるだけに読んでいてちょっとだけ切なくなりますね。夜行の話に関しては、今まで謎だった彼の家族関係や飛車丸とのやり取りなど色々と分かったりして面白かったです。今回の話を読む事で本編への期待値はぐんぐん上昇しましたが、14巻はどんな話になるのか。待ち遠しくて仕方がありません。2015/09/20
Yobata
43
東レ短編集その3。三度目,本当の上巳の日を前に陰陽塾での短編集を持って来るか…。かつての平和な陰陽塾時代が懐かしく,そして寂しすぎる…。夏目と春虎が鈴鹿から逃げる話,夏目がソシャゲに嵌る話,夏目の落し物,早乙女先輩の偽コン増殖劇に夜光の過去の5話。短編てまだ夏目が男だとバレてない頃の話からとはねwそいや鈴鹿にその事で脅されてた事もあったね。鈴鹿の執念たるや…w夏目のソシャゲの堕ちかたはかなり残念入ってたな…自身まで課金兵になりはじめるのは確かに引く…w今や飛車丸となったコンの踊ってる姿は確かに見たい！→2015/09/19
ナカショー
35
短編集。本編のシリアスな展開を吹き飛ばしてくれるくらい面白かった。今はもう戻れない陰陽塾の日常。そして夜行、飛車丸、角行鬼の思い出。ソシャゲの沼にはまっていく夏目の姿はホントに笑えた。次回本編が非常に楽しみです。2015/09/24
sskitto0504
30
もう本編では読めることはないだろう楽しい学園生活…なんか1部の雰囲気を思い出しましたね…そして夜光。あんなんだったとは…春虎が夜光の生まれ変わりのわけが少しわかりましたね…本編も終わりがちかづいてますが、ラストは普通の学園生活に戻れるといいなぁ…2015/10/16
