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出版社内容情報
赴任してきた臨時講師は――システィーナの婚約者!?
学修旅行が終わり、グレンとシスティーナの平和的な痴話ゲンカが学院に響き渡る中、システィーナの許嫁・レオスが学院に赴任する。強引に求婚するレオスにグレンは異議を唱えるのだが……。どうなる白猫!?
内容説明
「先生と私は、将来を誓い合った恋人同士だから」学修旅行後、アルザーノ魔術学院に招かれた特別講師レオス=クライトス。彼から婚約者として突然の求婚を受けたシスティーナは、グレンを言い訳に断ろうとするのだが…。「お前とくっつけば、俺、もう働かなくていいじゃんッ!」グレンは夢の無職引きこもり生活ゲットのため『逆玉』を本気で狙うロクでもない行動に出始め―。システィーナを賭けて、レオスと担当クラス同士の魔導兵団戦で決闘をすることに。決闘の裏に潜む最凶の『正義』、そして魔導士を辞めることになった過去の事件と向き合う時、グレンの下す決断とは…。
著者等紹介
羊太郎[ヒツジタロウ]
第26回ファンタジア大賞“大賞”受賞の『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
127
「……懐かしいな……帰りたい……叶うなら……貴方と、一緒に……」今まで他のヒロイン達に出番を取られ散々言われて続けてきたけど今巻でやっとシスティーナ=フィーベルがメインヒロインに!!システィは確かに常人より魔術の才能があるけどただそれだけの事であり、グレンやリィエルみたいに経験豊富でもなくルミアみたいに精神が強いわけでもない。だから、グレンの真の姿を見た時に怖がるのは当たり前で恐れるのも当たり前だと思う。でも、それを乗り越えての最後の展開は胸にくるものがあって何より凄かった!星5つ【⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】2016/01/18
まりも
68
ファンタジア文庫が誇る王道魔導ファンタジー作品の第五弾。システィーナの婚約者が現れ、グレンと対立することになる話。シンプルイズベスト。展開は超王道で先も読めちゃうのに、最初から最後まで楽しく読めるとか作者さんの力量高すぎるでしょ。今回はようやくの白猫回という事で、彼女の魅力を最大限に生かした素晴らしい内容になっていたと思います。これまで守られてばかりだったヒロインがピンチの主人公を助けるとか最高に熱いね。これからはルミア、リィエルとのヒロイン合戦にも期待できそうだ。次巻も楽しみに待ってます。2015/11/22
スズ
66
学園に特別講師としてシスティーナの許嫁、レオスが赴任する。彼はシスティーナにプロポーズをするが、彼女の夢を無価値と断ずる彼を拒むためにシスティーナは咄嗟に、グレンを自身の恋人として紹介してしまう。グレンとレオスは、担当クラスの生徒を指揮して集団魔法戦の演習を行い、勝者がシスティーナと結ばれることになるのだが……。グレンがシスティーナとの逆玉を狙い出し、型に嵌らない戦略でレオスを翻弄していたのが気持ち良く、ルミアがグレンに「妾にしてやる」と言われて満更でもない様子だったのも良かった。システィーナ大成長の巻。2016/10/01
ナカショー
59
システィーナ回キタァァァァァァァァ‼︎(ルミア派)グレンの裏の顔を本当の意味で知って一度は拒絶したけど、それでも大切なもののためにグレンの元に戻ってきたシスティーナが最高にカッコよかった!あと、今回は日常パートでのグレンが全力でロクでなしだったのも良かったw謎もいよいよ深まるばかりだし、システィーナもついに土俵に並んだでこれからどうなることやら楽しみで仕方がない‼︎2015/11/23
よっち
56
学園にやってきた特別講師レオスからシスティーナが婚約者として突然の求婚を受け、グレンを言い訳に断ろうとしたことをきっかけに『逆玉』を本気で狙うロクでもない行動に出始める第五弾。前半はベタ展開ながらちょっとやり過ぎだよなあと思いながら眺めていましたが、明らかになったグレンの苦い過去と、戦うことやグレンを怖いと思ってしまったシスティーナがそれを乗り越えるまでのエピソードは、この物語としても転機だったのかなとは感じました。とはいえ自覚が遅かったのも確かで、この出遅れ感を取り戻せるのか、巻き返しを期待しています。2015/11/20