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出版社内容情報
なんで映画の続編「PART2」って名作が多いんだろう?映画「MEISTER」を大成功させたジーン・フィニ監督に、アクション超大作の続編「マックスストーム2」のオファーが舞い込んだ! 潤沢な予算と豪華な現場にびっくりのジーンだったが……?
杉谷 庄吾【人間プラモ】[スギタニ ショウゴ ニンゲンプラモ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
30
続巻である本作で「パート2」映画を取り上げる構成が楽しい。「パート2は「商品」なのよ」とは、うまいことをいう。 一方で、「帝国の逆襲」「ゴッドファーザー」「エイリアン」、パート2映画の傑作もあるから油断できない。このあたりの自己言及、映画「スクリーム」でもありましたよね。 本作に戻れば、「作品を作る楽しみ」に満ちた内容にワクワクする。2021/06/13
わたー
19
★★★★★初監督作品でニャカデミー賞を受賞したジーン君。次なる作品は前作とは打って変わって、大衆娯楽作品の続編。その編集作業で、彼の映画監督としてのエゴイズムが爆発する。素晴らしい映画を撮るためだけの怪物へと覚醒しつつあるシーンくんのおかげで、物語の熱量がぐっと上がったように思える。そんな彼の作品と、ポンポさんがメガホンを取った作品との勝負。そんなの燃えないわけがない。理想的な続編だったと思うので、これもアニメ化してほしいなあ。2021/06/14
新天地
19
前回綺麗にまとまって終わっていただけに今回はいろいろと不安はあったのだが、冒頭の「パート2もの」の話でこちらもその意見を了解した。言い方は悪いが今回は愛すべきクズあるいは愛すべきクソがテーマなのではと思った。ジーン君がマジでクズにだし、映画に愛がある故にそんな自分が作ったクソ映画が許せなくて、しかしそんなクソを含めて映画全体を愛しているからこそ苦しいというのを感じた。それから創作の時は「舞台」と「感情」から始めると言いうのが面白く、このくだりから脱獄映画や潜水艦映画がなぜハズレがないのかわかった気がした。2018/10/02
akihiko810/アカウント移行中
17
古本漫画。ニャカデミー監督賞を獲ったジーン監督に超大作次回作の話が来るが、ジーンは出来に満足できず… 7/10点。 「ポンポさん」の続編は、続編映画を監督する話。「続編監督とは作品ではなく商品を作るべし」という理念で撮るものの、派手なだけで深みはなく満足できない作品ができてしまい、映画狂いのジーンには満足できない。あげく約束をぶっちぎってしまい、スタジオを解雇されるが…。 映画人の葛藤をうまく描いた続編だと思う。「ポンポさん」はアニメ映画化で勢いがあるが、その実力はある。2020/10/27
CCC
12
「2」の話をやっている2作目。独断論的ではあるが、続編についての創作論や具体的な創作手法などで一歩踏み込んだ話をしているのが面白い。本筋もジーンのドタバタがテンポよく、勢いがあった。目は死んでるけど行動力すごい。2023/09/15