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出版社内容情報
天の川に住む青星のチュンセ童子とポウセ童子、二人のまっすぐでひたむきな心は、ひねくれものを改心させ、心に愛をともします。 小学校中学年から一般むき
内容説明
賢治の見た星空は、一体どんな星空だったのでしょう。天の川の西の岸の水精のお宮に住んでいる青星のチュンセ童子とポウセ童子。可憐な2人の童子のひたむきさは触れた者の心にほのかな愛をともしていきます。銀笛の音色と星々の生き生きとした横顔―。宮沢賢治の傑作「双子の星」を、新進気鋭の遠山繁年が柔らかで情熱的な画で描きました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うー(今年も遅くなります)
20
〈絵本〉東京オリンピック閉会式の「星めぐりの歌」をきっかけに随分久しぶりの再読。すっかり忘れていたが、双子のチュンセ童子とポウセ童子のキラキラと美しい心に癒された。読後「星めぐりの歌」を聴くとまた良い~。2021/09/04
さきん
20
星座の生き物を動かし、昼間は自由にしているという発想が素晴らしい。双子の精を通して物語の世界観が伝わる。子供にとって違う世界において同じ物があるという哲学的なことや星座の大まかな位置を学ぶことができる。2016/11/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
6年生 ブックトーク授業(夏休みのお勧め本) 国語で『川とノリオ』 https://bookmeter.com/books/107504 の学習があったので、いぬいとみこさんの紹介は朝読書でし、ブックトークは文学作品の絵本版と、長めの児童書を紹介、作者の説明もしています。 ふたごの星チュンせとポウセは、ほうき星に騙され空から落ちてしまいます。ほうき星が分からなく、流れ星と説明すると「あぁ~」と分かってくれました。2021/07/14
栗羊羹
11
慌ただしい年末に、ホッ…としたいなと、宮沢賢治の本を3冊借りました。双子星のチュンセとポウセ…災難に遭い、海の底に落ちたけど、やさしいふたりを救ってくれた人(?)がいました。この『双子の星』…ジブリの『平成狸合戦 ぽんぽこ』に、出ていましたよね。2020/12/30
てらこ
11
双子のお星さまチュンセ童子とポウセ童子の冒険の話。宮沢賢治らしい、星をテーマにした幻想的な世界が素敵です。チュンセとポウセが純粋で一生懸命でとにかくかわいい。蠍座生まれとしては、そんなかわいい2人に迷惑かけてすみませんという気分になりました。読むと星が見たくなります。2019/09/01