出版社内容情報
加藤純子、ばんひろこ、最上一平、田部智子、石井睦美、五人の作家による日常から異世界へと迷いこむ奇妙な話のアンソロジー。
内容説明
「はじめから好きじゃなかった」七菜はぼうぜんと、携帯の画面を見つめた。失恋のつらさから、すがる思いでさがしだしたのは、ある掲示板。うわさでは、恋に悩んだとき、この掲示板に書きこむと、うまくいくようになるという…。あなたに起こるかもしれない奇妙な五つの物語。小学校高学年から。
著者等紹介
アカツキウォーカー[アカツキウォーカー]
イラストレーター。雑誌・WEB・宣伝物をはじめ、さまざまなジャンルで幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
12
5人の作家による短編5編。シリーズ最終巻ということもあってか、「赤い欄干の橋」(表紙絵にもあり)のある「迷宮ヶ丘0丁目」を5編共通のモチーフとして書かれている▼物語としての完成度が一番高いと感じたのは、ばんひろこ「橋をわたって」▼読書メーターの「関連本」にばん氏の本だけが表示されたので、「5人の中で、ばん氏が格上ということか?」と一瞬思ったが、筆名がひらがなだから並び順が上になっただけだろうな、きっと。「もっと見る」を押すと、他の人も出てきた。2022/03/10
ぴょこたん
10
「迷宮ヶ丘」シリーズの編集担当をした4人の作家さんの作品が載る「0丁目」。「赤い欄干の橋のこちら側」が迷宮ヶ丘。田部智子さんと石井睦美さんは他の作品を読んだことある。石井さんの作品がSFしててよかった。あとは最上一平さんの幸せな恐怖を扱った作品もよかった。2014/05/28
りちゃ
6
シリーズ最終巻。舞台は、赤い欄干の橋がある迷宮ヶ丘0丁目。シリーズを順に読んでくると、感慨深いものがある。納得して終わることができる感じ。息子推薦本。2018/03/28
はゆ
3
0丁目だから第1巻かとなんとなく手に取ったら最終巻だったみたい。第一話が少し怖かった。2016/08/02
ガリレオ
2
お母さんのおすすめです♪怖い話の短編だった。どれも〇丁目でおきた話で怖かった(。>д<)とくに「橋を渡って」が怖い。シリーズだから続きも読みたいな♪2015/11/29