出版社内容情報
「こわいなあ。でも、ぼくは、いくんだ」
トビオは、うまれてはじめて、
飛行機にのって旅にでかけることにしました。
きっかけは、ある日とどいた1通のてがみ。
ーーなんきょくの ペンギンさまへ どなたでも
その送り主、北極にすむシロクマのポーラさんに
会いにいくことにしたのです。
たったひとり、空港で、飛行機で、
トビオはさまざまな動物たちと出会います。
はたして、ぶじポーラさんに会えるでしょうか。
物語を読むたのしさがたっぷりつまった、
斉藤倫・うきまる共作による、はじめての幼年童話です。
内容説明
「こわいなあ。でも、ぼくは、いくんだ」さあ、なんきょくこうくうで、トビオといっしょに、空のたびへ!
著者等紹介
嶽まいこ[ダケマイコ]
イラストレーター。1985年石川県生まれ。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
41
猛暑を忘れさせてくれる表紙がうれしい。「さぶいね」「でも、あったかいよりましだね」っていう会話も、よろしおます。トビオは、文通相手のシロクマのポーラに会うために初めての飛行機の旅。トビオが出会ういろいろな動物たちも楽しい。「いざとなったらすばやく動く私です」ちゅうハシビロコウに笑ってしまった☺️トビオが氷の道と勘違いしたのは何でせう。お話も楽しいけれど、挿絵もいい。見開きページの一面の空、みんなが寝ている夜、夕暮れの景色は、ほぉ~っとため息。ラストのトビオたちの得意気なポーズもgood😃💕2025/07/09
tom
16
斉藤さんの本。彼が書いた初めての「幼年童話」と表紙裏に書いている。幼年童話というジャンルがあることを初めて知ったのだけど、これを書くのはとても難しいことと思う。幼年(何歳くらいを指すのだろう)たちが楽しめる絵と文字の世界、どんなものなのか想像もできない。そして、この本を読んで幼年たちは楽しむのかしらと思ってしまった。私には、なんのこっちゃの面白さのない童話だったから思ったこと。正当なコメントとも思えないけれど、こんなことを思って読み終えた。2025/07/25
ほんわか・かめ
16
トビオと名付けられたペンギン。名前のようにどうしても空を飛んでみたい。父は「ペンギンなんだから飛ばなくてもいい、気にするな」という。じゃあどうしてトビオなんて名にしたの??北極のシロクマと文通を始めたトビオはシロクマに会いに行くことにした。さあ、いよいよ飛ぶ日!お母さんが「親切にしてくれたひとにはお礼に魚を渡しなさい」と沢山持たせてくれるのがいい。旅の出会いもまた優しい。低学年から〈2025/偕成社〉2025/06/20
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
6
P🐧W 初めてのひとり旅、しかも仲間初の空の旅だ!ワクワクドキドキだ!ラストも素敵。絵も可愛い♡2025/05/03
鳩羽
5
初めて飛行機に乗って旅に出ることになったペンギンのトビオ。トビオの家族どころか、ペンギンたちで空を飛ぶのはトビオがどうやら初めてらしい。怖がりのトビオが不安でいっぱいにこりながら、いろんな動物(人間も)に助けられながら、文通相手のホッキョクグマに会いに行くお話。トビオが緊張しながらも、質問したり、旅の行程を進めていくのが楽しい。それぞれの個性を感じさせる動物たちの姿から、動物の特徴も読み取れる。失敗したか⁈と思いきやそうではなく、話の大きな山場があるわけではないので内容はやはり小さい子向けな感じ。2025/08/05