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出版社内容情報
海まで魚を買いにいく童のおつかいは、巨大な鬼におそわれたり、お経の文字に助けられたりの大冒険! 今昔物語の世界を絵本化。
内容説明
今は昔、こっそり、うりを食べているところをみつかった童が、おとうさんにしかられて、お寺の下ばたらきにだされてしまいました。童は寺で、病気になったおぼうさまにたのまれて、海まで魚をかいにいくことになりましたが、うっそうとしげる木立のなかで道にまよってしまいます。小学校低学年から。
著者等紹介
ほりかわりまこ[ホリカワリマコ]
堀川理万子。1965年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。画家として、テンペラ画のタブローによる個展を定期的に開くとともに、絵本の創作にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
56
今は昔、おぼうさまのおつかいに行くことになった童は、木立のなかで道に迷ってしまいます。■小鳥を見る童 かわいいなー♡ おぼうさまも観音様もお優しいなー♡ そしてここにも食いしん坊な権大納言が 笑。■平安文学を代表する説話集『今昔物語集』をほりかわりまこさんが絵本にしたこのシリーズは、装束や都の風俗、そして本の見返しの文様までもがたのしいです。今昔物語って面白いなー。このシリーズに出会うまで、こんなに面白いって分からなかったよ♪ ■最後に笑う おぼうさま 洒落っ気あってかわいいね(ღ′◡‵)(2015年)2016/12/31
とよぽん
49
今昔物語絵本シリーズ。うりをこっそり食べて、その罰としてお寺に出された男の子・・・。お寺のご住職様が良い人で厳しいながらも温かく接してくれた。「妙」という字が鬼から守ってくれて、無事におつかいが果たせてよかった。表紙の絵は、男の子が絶体絶命のピンチに遭遇した場面で、すごい迫力。2021/12/06
Smileえっちゃん
43
今昔物語。シリーズなんですね。今は昔で始まる物語。優しい絵本になりました。食べてはいけないと言われれば食べたくなりますよね。童がこっそり食べたことが見つかり、お寺の下働きに出される。厳しいお仕置き。お寺の住職も厳しいが温かい。そんな住職が体調を崩し海に行ってお魚を買って来てほしいと・・・海に出かけるが森で迷ってしまう。童が可愛いです。一生懸命さが…シリーズもっと読んでみたいです。2023/07/30
モリー
32
鬼と人が同居している今昔物語の世界が好き。ほりかわりまこさんの絵も好み。2019/04/13
anne@灯れ松明の火
25
南の南の新着棚で。今昔物語って、面白いなぁ。凡人には思いつかない展開だ(笑) 改めて、古典の面白さに気付く。子どもたちの中に、こういう絵本を楽しんで、いつか古典に興味を持つ子が出てきたらいいね。2016/01/19