出版社内容情報
背のじゅんでならぶと、いちばんまえ。へんじは『はいっ』と、げんきな声。くちぐせは『あしたもがんばっていいですか。』――1年1組、ダウン症のアイちゃんと、通常学級の子どもたちが過ごす日常を2年にわたって追いかけた写真絵本。
【著者紹介】
1973年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社入社。盛岡支局、東京本社を経て、現在は東北総局(仙台市)。『赤ちゃんの値段』(講談社)などの著書がある。
内容説明
アイちゃんは1年生。背のじゅんでならぶと、いちばんまえ。へんじは「はいっ」と、げんきな声。くちぐせは「あしたもがんばっていいですか」。小学校低学年から。
著者等紹介
高倉正樹[タカクラマサキ]
1973年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社入社。盛岡支局、東京本社を経て、現在は東北総局(仙台市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆきち
59
読み友さんの感想を読み、手に取りたくなった一冊です。読むまで、障がいを持ってる子が普通学級で頑張ってるんだよな。心の奥で大変だろうななどと余計なことを考えていました。でも本を開けば、顔は自然と笑顔になりました。アイちゃんは、「あしたもがんばっていいですか」が口癖です。それだけ、頑張っているのです。でも、その頑張る姿が可愛くて…。それを見守るクラスの子どもたちも可愛くて、可愛い子たちが集まるクラスの1日を読ませてもらった気分です。先生はクラスの子どもたちにダウン症の説明をしてないそうです。素敵なクラスです。2017/11/07
ぶんこ
44
ダウン症のアイちゃんが居る普通のクラス。隣の席ののひゅうが君がいい子だなぁと思っていたら、彼のお母さんが素敵でした。「大きくなっていくいきかたは、みんあ、ちがうんだよ。」こう答えられる親あってのひゅうが君でした。かわむら先生も素晴らしい。すぐに疲れてしまうアイちゃんをオンブしてくれるなんて、いそうでいない先生でしょうね。2017/12/21
ヒラP@ehon.gohon
30
武田愛ちゃんはダウン症の女の子です。 そのアイちゃんが小学校に入学して、健常の子たちと一緒に学び始めました。 アイちゃんが苦手なことも一緒に乗り越えていく、思いやりに満ちたクラスです。 その共生の姿がまぶしく感じられました。 人間にとって、とても大切なことを指摘されたように思います。 仙台の小学校のお話です。 これから2年生になろうという時に、東日本大震災がありました。 きっといろいろに大変なことを経験したクラスです。 みんなは今18歳になっているはずです。 2023/03/23
あっ!chan
30
「あしたもがんばっていいですか」凄く良い言葉ですね。表紙の写真も素敵ですね。ありのままを出して皆んなを明るくしてくれる不思議な子らしい。「大きくなっていくいきかたは、みんなちがうんだよ」と自然に受け入れていく仲間たちがいて、アイちゃんだけでなく、周りの皆んなが成長していく姿が書かれたエピソードや写真にあふれています。2017/11/22
こふみ
28
ドキュメンタリーの勉強をしている4年生の返却本の中に見つけて、思わず読み初めました。ダウン症のアイちゃんが居る1年生のクラスの様子が沢山の写真と一緒に紹介されているのですが、アイちゃんが素敵!クラスのみんなが素敵!担任の先生が素晴らしい!込み上げるものを何度もこらえながら読みました。3年生、6年生のアイちゃんの本も有るらしいので、絶対読む!2021/09/14
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