出版社内容情報
悲しさや、美しさがむねにしみて、しんみりしてしまったしずか。はげましてくれたのは、いつもの友だちと、やさしい風でした。
著者等紹介
田島征三[タシマセイゾウ]
1940年大阪生まれ。高知県で幼少年期をすごす。1969年より東京都日の出村(現町)に住み、自然とむかいあいながらタブローや絵本などを制作。1998年に伊豆半島に移住。2009年、新潟県十日町の廃校を集落の人たちと再生し、小学校をまるごと絵本にした「絵本と木の実の美術館」を開館。ブラティスラヴァ世界絵本原画展“金のりんご賞”、講談社出版文化賞絵本賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
31
声なき声に耳を傾け、見えざるものに目を凝らさなければ、しんみりできない。こんな貴重な時を得ようともせず、忙しさにかまけて、つまり無為に日々を送るのは空しい。2022/05/10
ぱお
19
誰かの命は誰からの命につながっているってことなのかな・・・2015/08/30
mntmt
17
寝たら、わすれているところが好き。2019/12/29
新田新一
16
題名が面白かったので、図書館で借りました。やぎのしずかが、しんみりするとはどういうことか考えていきます。セミが木から落ちて、動かなくなったのを見たのがきっかけでした。しずかは命のはかなさに気付いたのだと思います。それでも、作者の田島さんの絵は力強くて躍動感があり、読んでいて悲しい気持ちにはなりません。どんな命もはかないけれど、生きているものは輝いていることを、教えてくれる絵本です。みんなで歌を歌う最後の場面が、素晴らしいです。2023/12/26
うとうと
16
友だちのナマズが「しんみりするうた」を歌ってくれた。しんみりって何だろう?木から落ちてきたセミ。誰にも見られないのにキラキラしてるあさつゆ。食べてしまったからもう咲けない花のつぼみ。いろいろ考えて切なくなってしまったしずか。/眠ったらみんな忘れちゃったのも、さすがしずか。ナマズ、ガマガエルやバッタ、コジュケイは優しいお友だちなんだね。それにしてもコジュケイたちが可愛過ぎる。2023/05/18