出版社内容情報
絵かきはたのまれるままに星や太陽、木や花を描き、ついには星空へと旅立っていく。自然や宇宙、人生の豊かさを考えさせる本。 5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
198
絵本を手にして笑顔になっている子どもたちや私たちを、エリック=カールは今もどこか遠くの星で見つめながら描き続けているんだろう。心をこめて花をかいてとちょうちょはいった。赤や黄、青や紫の花を描いた。花はいった。雲をかいてほしいのよ。雨がやみ虹がかかった。葉を広げる草木に鳥たちが集まりお話をはじめる。ものがたりっていろんなものを描いてひとつに集まると素敵な絵本として生まれるんだよ。星は夜空をどこまでも流れゆく。太陽や月が輝き終えるまでは鮮やかな色彩で照らしてくれるだろう。おほしさまかいて!おつきさまもかいて!2023/01/28
keroppi
78
図書館で見つけたエリック・カールの絵本。絵描きが描いたお星さまから、どんどん繋がって、世界が出来ていく。絵描きの絵筆は天地創造。描いた世界の中を旅する絵描きは、エリック・カール自身なのだろう。2022/10/11
パフちゃん@かのん変更
64
お話会の絵本。「おほしさまかいて」絵描きは言われるままに星を描く。「おひさまをかいて」星にいわれてお日様を描く。木、人間、家、犬・・・そうやって世界はどんどん広がり、絵描きは年を取っていく。最後にまた絵描きは星を描き。その星につかまって夜空を旅する。短い話の中に深い内容を秘めている。そして、普通より少しゴージャスな星の書き方も教えてくれる。2015/06/21
藤月はな(灯れ松明の火)
43
絵描きが誰かに頼まれた絵の依頼。それ以降、描かれたものたち絵描きには自分たちが必要としている事を描くように頼む。その結果、世界には新しい命が生まれた。星の描き方が私の知っているものと違っていたので思わず、指で空に描いてしまった。描き続けている内に絵描きの姿は年を取っている事とその顛末でこれは「天地創造」の物語だったのだと気づく。何かを創り出す事で世界が繋がっていく奇跡と不思議に心が躍りました。2024/11/15
のぶのぶ
29
エリック・カールの絵本は、大好きだなあ。星の描き方が違うのが面白い。よりキラキラした星が描けそうなので、真似してみたい。カラフルなエリック氏の絵が素敵です。2019/02/03