出版社内容情報
19世紀の初め、イギリスからアメリカへ渡る船の中で、船員たちの、船長への復讐計画にまきこまれた少女の運命を描く海洋ロマン。 中学生から
内容説明
殺人罪で告発されて裁判にかけられ、有罪とされるような１３歳の女の子はめったにいるものではない。でも、このわたしがそうだった。１９世紀、イギリスからアメリカへ帰る船上で、船員たちの、冷酷な船長への復讐計画にまきこまれた少女シャーロットは、優雅な令嬢の生活から、たちまちスリルと冒険にみちた世界へと投げこまれた。アメリカで１４もの賞を独占、世界各国で翻訳出版された大海洋ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Totchang
1
図書館での分類は「子供向け」で漢字にはルビが振ってありました（笑）。最初の注目点は服装と身分についてですが、今の小中学生に「身分」がどの程度理解されるのか興味があります。次は帆船に関する専門用語ですね。これは図示してあるものの大変難しい。それを元に調べるという行為ができれば一つの成果かもしれません。さて、最後にシャーロットは自分の未来をどのように描いたのか。全世界で絶賛された本という謳い文句ですが、なるほど楽しいひと時を過ごさせていただきました。2015/05/12
Seijiro Hirayama
1
13才の少女が、大海原で、幾つもの多くの困難に立ち向かい、最後まで諦めずに自分の考えで立ち向かって行くと言う物語で、ストーリの展開に連れて周りから少しずつ学習して成長していく姿に引き込まれます。とても勝てる筈の無い海賊に向かって行く姿が痛快でした。
なみなみ
1
図書館のお薦め児童書コーナーにて発見。自分の信義に従って壁を乗り越えている内に自分の強さを知り、結果、自らの足で未来を歩くことを知ってしまう主人公。それを知るのに13歳という年齢は早いような感じもするけれど、決してそうではないことをこの本は教えてくれる。最後は、子どもをいつまでも親の世界に留めておくことはできないことを思い知らされる。主人公と同年齢位の時に読めたら、もっと違った感想を持っただろう本でした。2012/06/22
りす(*´ω｀*)
0
勧善懲悪。舞台は違うけど西部劇みたいなレトロ感・ドキドキ感。髪を切ってドレスを脱いだシャーロットは、ひとつ先の時代の女性になったんだなと思いました。『アリス・イン・ワンダーランド』のアリスにちょっと似てる。2011/12/09
