出版社内容情報
賢治が最愛の妹トシの死を悼んでうたった一連の挽歌11編を、画家遠山繁年がリトグラフで表現した画集絵本。 中学生から一般
内容説明
本書は、宮沢賢治が妹とし子の死を悼んでうたった、詩「永訣の朝」にはじまる一連の挽歌を収め、その冒頭の詩の題を本の表題としたものです。収録作品は,作者生前に刊行された唯一の詩集、心象スケッチ『春と修羅』の中から「無声慟哭」詩群の五篇…「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」「風林」「白い鳥」、「オホーツク挽歌」詩群の五篇…「青森挽歌」「オホーツク挽歌」「樺太鉄道」「鈴谷平原」「噴火湾(ノクターン)」それに作者が『春と修羅』で第二集刊行のために準備していた詩稿から一篇…「薤露青」あわせて、計十一篇です。これに、賢治作品を自らの重要な制作テーマの一つとして取り組んできた画家・遠山繁年の石版石による本格的なリトグラフ作品十九点を装・挿画としてグラフィックデザイナー・岡本明が装幀・装本を担当し、“宮沢賢治挽歌画集”としました。
感想・レビュー
-
- 和書
- むらは現代に生かせるか