イラスト図解 遺伝子の不思議としくみ入門

島田 祥輔【著】

朝日新聞出版（2021/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 207p／高さ 21cm
• 商品コード 9784023340565
• NDC分類 467.2
• Cコード C2077

出版社内容情報

遺伝子の基本から、ココロとカラダの関係、病気、食、生命の不思議まで、遺伝子にまつわる謎をイラスト図解＋解説文で読み解きます。遺伝子から「自分」を知ることができる一冊です。第１部　遺伝子のしくみを知り、不思議を解く【遺伝子のしくみを知る】遺伝子とは何か／遺伝子とDNAはどう違う？／遺伝子からカラダができるまで／ゲノムとは何だろう？／遺伝子はときどき変化する／遺伝子変化によって生命は進化した【遺伝子の不思議】遺伝子の始まりは宇宙？／遺伝子って何種類あるの？／遺伝子以外のDNAは何をしているの？／他人と自分の遺伝子はほぼ同じ？／なぜ親から子へ遺伝するの？／クローン羊ドリーはどうやって作られた？／ゲノムは人の手で切り貼りできる／遺伝子を書き換えればスーパーマンも実現可能？第２部　気になるあの謎を遺伝子で解く＜遺伝子でわかるココロの不思議＞幸せの感じ方が違うのはなぜ？／遺伝子には怒りスイッチがある？／好みの異性は「匂いの遺伝子」で選んでいる？／父親に似た男性に惹かれるって本当？／人はなぜ1人で生きられないの？／不安、孤独、悲しみは遺伝子が正しくはたらいている証拠？／結婚初期の夫婦関係の満足度／どうして差別するの？／うつ病などの精神疾患も遺伝子が関係している？＜遺伝子でわかるカラダの不思議＞男女はどこが違うの？　何で決まるの？／遺伝子で顔はどこまで決まる？／遺伝解析サービスでどこまでわかる？／人の機能は遺伝子でどこまで決まる？／手足を動かせたり、文字を読めるのはなぜ？／五感は遺伝子に組み込まれている？／運動神経は遺伝する？＜遺伝子でわかる人生の不思議＞娘は父親似、息子は母親似という説、本当？／親子に「血のつながり」は実はない？／隔世遺伝のしくみとは？／天才は遺伝子レベルで決まっている？／女性の平均寿命が長いのはなぜ？／遺伝子操作をすれば、永遠の命が手に入る？／生まれてくる子どもの遺伝子操作はできる？／幼児がわがままで泣き虫なわけ／人生は遺伝子によって決められている？／多様性が大切なのはなぜ？＜遺伝子と病気＞病気にかかるってどういうこと？／薬の効き目は遺伝子で決まる？／生活習慣病は遺伝の影響？／遺伝する病気、しない病気とは？／どうして「がん」になるの？／出生前診断はどんな検査をする？／ウイルスは生物？　それとも無生物？／ｍＲＮＡワクチンってどんなワクチン？　ＥＳ細胞とiPS細胞は再生医療にどう生かされている？／ゲノム編集で蚊が媒介する感染症を撲滅できる？＜遺伝子でわかる食の不思議＞野菜や果物の品種が違うってどういうこと？／遺伝子で産地偽装がわかる？／おいしい、まずい、人によって味覚はなぜ違うの？／ダイエット遺伝子は存在する？／遺伝子から見た「自分に合う食事」って？／遺伝子組み換え食品はどのようにして作られる？／ゲノム編集で栄養豊富な野菜ができる？／ゲノム編集による養殖魚が世界を救う？＜遺伝子でわかる生命の不思議＞人はもともと魚だった？／人もネズミも遺伝子の数はたいして変わらない／なぜ三毛猫はメスばかりなの？／魚は性別を自在に操る？／植物も近親結婚を禁止している？／死な

内容説明

遺伝子から「自分」を知る！ココロとカラダの関係、人生・病気・食のこと、生命の不思議。「天才は遺伝子レベルで決まっている？」ｅｔｃ．今だからわかる、遺伝子の謎に迫る。

目次

第１部　遺伝子のしくみを知り、不思議を解く（遺伝子を知れば自分と世界がわかる；遺伝子のしくみを知る；遺伝子の不思議）
第２部　気になるあの謎を遺伝子で解く（遺伝子でわかるココロの不思議；遺伝子でわかるカラダの不思議；遺伝子と人生のこと；遺伝子と病気のこと；遺伝子でわかる食の不思議；遺伝子でわかる生命の不思議）

著者等紹介

島田祥輔［シマダショウスケ］
サイエンスライター。１９８２年生まれ。名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻修了。特に遺伝子に興味があり、遺伝子の研究によって医療や生活がどう変わっていくのかに注目している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[noko]

遺伝子学のことを基本的なことから、結構深くまで幅広く取り上げている本。見開きで1テーマになっていて、図解があったり、例えがあり工夫がある。クローン羊ドリーの研究は畜産業で待望されているか、成功率が低いそうだ。CCR5の機能をなくすとHIVに感染しにくくなるが、インフルに罹りやすくなる。これを変えるとあれが変わるのが実情で、なかなか思うようにいかない。三毛猫にオスがほとんどいないと知っていたか、この本を読むまではどうしてなのか知らなかった。でもたまーにXXYとなり、オスの三毛猫が存在する。遺伝子、奥が深い。

2022/12/20

[Lagavulin]

ライトな読書。雑学が豊富。新しい研究についても少し書いてあるので楽しめた。

2022/02/17

[だいご]

遺伝子、DNA、ゲノムなどよく聞きはするが、あまりわかっていない。高校で生物を選択していないこともあるのかな。そんな複雑な遺伝のことが簡単にまとめられていてわかりやすかった。よくわかっていなかったmRNAワクチンの仕組みも遺伝子のことがわかればなんとなく理解できた。これを足がかりにもう少し詳しく知りたい。

2023/08/07

[ノリピー大尉]

人は集団の中で役割を分担して生き延びてきたので、集団を求める傾向が遺伝子にある。予防できる癌は全体1/3。2/3は遺伝子のコピーミスなので個人の努力で避けられない 哺乳類はメスが長寿。イルカ/ライオンのメスの寿命はオスの二倍。 A型血液の赤血球はA抗原、血清はB抗体を持つ。B型はその逆。A型患者にB型血液を輸血した場合、入ってきたB抗原に患者体内のB抗体が攻撃を仕掛けるのでショック状態となる。O型血液はA、B両方の抗原を持たないので誰にでも輸血できる。AB型患者は抗体がないので誰からでも輸血をもらえる。

2023/11/05

[わこさと]

最近の流行りなのかな～。ちょっとしたトピックの本。見開き２ページで、ひとつの話題。最初には遺伝子、DNA、ゲノムといった用語が解説されてるんだけど、例えが理解できなかった💦たぶん、私の理解力の無さのせいなんだけど、遺伝をレシピ本に例えて遺伝子が料理の材料で、DNAが、それを書いてるインクって、理解できなかった💦 楽しく気軽に読める点は、とても良かったと思います。

2022/01/30