朝日新書<br> 日本政治の大問題―陰謀論、裏金・献金、暴走SNSの本質を問う

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朝日新書
日本政治の大問題―陰謀論、裏金・献金、暴走SNSの本質を問う

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953049
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「もう古くなったのかな、もう通用せえへんのかな」
2024年7月の東京都知事選挙の投開票日直後、辻元清美はそんな弱音を漏らした。
各メディアは、この発言を大きく取り上げた。
なぜなら、その言葉は与党・野党を問わず、おそらくほとんどの既成政党の本音だったからである。あるいは新聞、テレビといったメディアも同じように古くなったか、との自らの危機意識を表したとも言えようか。

さらに衆議院選、そして兵庫県知事選と続き、24年はSNSの影響力が明確に見えた「元年」だ。陰謀論というべき言説や真偽不明な噂話、さらには露骨なデマが拡散された。「二馬力選挙」も登場した。

しかし、このような絶望的な状況下でこそ、希望の光を見つけなければならない。日本政治はいくつもの重大問題を抱え、立ち止まっている余裕はないのだ。
少子化、女性と政治、政治とカネーー。
民主主義を危うくする事態が山積している。
政界の最前線に立ち続ける辻元参議院議員と、「日刊ゲンダイ」第一編集局長として筆鋒鋭く権力と対峙する小塚かおるが、問題の核心を衝く討論を繰り広げる。

辻元・「ガラスの高下駄」を履いた世襲議員なんか要らない。
小塚・批判がダメなら、権力監視の役割放棄です。

生物としての人間の宿命という地球的テーマで、生物・生態学者の五箇公一氏との、そしてSNSの実態を解明する評論家・作家の古谷経衡氏との、異色の各鼎談も収録。

内容説明

SNS選挙は、本当に恐るべきことなのか?「声なき声」の人々を、置き去りにしていないか?政治は希望の組織化―。私たちは、民主主義の「王道」を目指す!人口減少社会、政治と女性、陰謀論とSNS、ダメな大手メディア―。政界の最前線に立つ国会議員と、筆鋒鋭く「日刊ゲンダイ」で戦う記者。この国の危機を前にして、熱い討論を繰り広げ、決意を示す。地球的テーマや緊急課題への対処は?異色の研究者との鼎談も収録。

目次

プロローグ 「弱音」の真相
第1章 政治の原点とは、何か(挑発的な格好をしていた「テレビの寵児」;NPO法の成立と「ソーリ、ソーリ」 ほか)
第2章 政治に、もっと力を、もっと女性を!(「ガラパゴス化」は自民党だけじゃない?;地元と家族は妻まかせの、ツインターボ ほか)
第3章 “鼎談1”五箇公一・辻元・小塚 人類は滅びるのか?(そうだ!五箇先生に教えていただこう!;しっぺ返しを食らう人間社会 ほか)
第4章 “鼎談2”古谷経衡・辻元・小塚 SNSが起こした選挙の地殻変動(選挙の現場で何が起きているのか;中高年のスマホ普及が核心 ほか)
第5章 ダメなメディア―政治はもっとダメ(記者は政権のスポークスマンではない;権力側の慎みと超えてはいけない暗黙のライン ほか)
エピローグ 私たちは我が道を行く

著者等紹介

辻元清美[ツジモトキヨミ]
1960年奈良県生まれ、大阪育ち。参議院議員(22年~)。早稲田大学教育学部卒。学生時代にNGO「ピースボート」を創設。96年、衆議院選挙で初当選し7期務める。野党第一党では女性初の国対委員長を歴任。現在、立憲民主党代表代行。著書多数

小塚かおる[コヅカカオル]
1968年名古屋市生まれ。日刊現代第一編集局長。東京外国語大学スペイン語学科卒。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て「日刊ゲンダイ」記者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

26
辻元参議院議員と「日刊ゲンダイ」第一編集局長小塚かおるが、民主主義を危うくする政治問題の核心を衝く討論を繰り広げる1冊。衝撃だった24年7月の東京都知事選挙の結果と辻本氏が吐いた弱音の真相。彼女のこれまでと政治の原点を振り返りつつ政治の女性参加、世襲、献金などを取り上げたり、五箇公一との鼎談で少子化問題、古谷経衡との鼎談でSNSが起した選挙の地殻変動を話し合っていて、特に石丸現象と玉木現象、斎藤現象の違いやそれが起きた背景についても解説していて、思っていた以上に難しい状況になってきているのを痛感しました。2025/06/15

みじんこ

5
もう古くなったのかな、は自分も報道で見た。『女性議員は「変な女」なのか』と共通する話もあり。五箇氏の生態系からの視点は面白く、実に壮大だった。古谷氏の石丸・玉木・斎藤現象のそれぞれの違いとSNS時代の鼎談は頷ける分析だった。全体的に安倍政権時代には批判的だが、メディアと政治に関する部分の話は古舘氏も民主党政権時代でも大臣クラスからクレームがあったことを証言していたので、結局権力者は皆同じことをするのではないかと思う。陰謀論や極端な主張にふれることなく、地道に王道を行く姿勢は今まさに求められていると思った。2025/06/14

gokuri

4
2025年7月の参議選挙を前に、政治や選挙について、なにがおこってきているのか考えつつ読書。 辻本氏、小塚氏ともかなり真剣に、政治に対する国民反応、行動、選挙について議論している。 SNSを利用した選挙をはじめ、若者の動き、オールド?メディアや既成政党のとまどい、ポピュリズム的な風潮など、日本もかわりつつあるのだろうか。 個人的には、長文のしっかりとした活字をよまなくなった国民が、SNSのワンフレーズに流される社会に、警告を発する役目をオールドメディアに期待するしかないのか?2025/07/21

トダ―・オートマタ

0
石丸現象は著者二人にとってはかなり衝撃的な出来事だったらしい。 辻本議員は30年前の若手のスターだったのは知らなかった。 日本ではメディアが政権のスポークスマンになっており 野党がどうしているのかわかりにくいので「野党は批判ばかり」という SNSのイメージが説得力を持ちやすいように思う。 コメ問題を見ると民主党のときの政策を続けていれば、もう少しなんとかなったと思うがメディアが報じない SNS現象はリテラシーゼロの人が投票した結果らしい。 そこから政治リテラシーをどう積み上げていくかが課題だと思う2025/06/17

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