朝日新書<br> 蔦屋重三郎と吉原―蔦重と不屈の男たち、そして吉原遊廓の真実

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朝日新書
蔦屋重三郎と吉原―蔦重と不屈の男たち、そして吉原遊廓の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952905
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

吉原に生まれた重三郎は、吉原大門の前に本屋をかまえ、吉原のガイドブック「吉原細見」を販売・出版。 やがて人気の黄表紙作家・朋誠堂喜三二の作品を出版するなど事業を拡大していった。 時はあたかも田沼意次が政権をになう時代。 そんな自由な時流にのって重三郎は、黄表紙や人情本、浮世絵などを次々と手がけ大ヒットを生み出していった。 さらには歌麿・写楽・山東京伝・北斎・馬琴・十返舎一九といった若き才能を保護・育成し、世に送り出した。 田沼が失脚して松平定信が権力を握ると、寛政の改革によって政治批判が厳禁となり、出版も統制され重三郎は処罰されてしまう。 その後に花開いた化政文化は、重三郎が育成した歌麿や北斎、馬琴たちが牽引していく。

内容説明

蔦屋重三郎の原点は吉原にあった。田沼政治の自由な時流にのって、黄表紙や人情本、浮世絵などを次々と手がけ大ヒットを生み出していった。幕府による弾圧にもめげず、歌麿や写楽に大首絵を描かせたり、政治風刺の黄表紙を出版するなど、反骨精神あふれる人生を送った蔦重の生涯と、彼に見いだされた絵師・戯作者たちを描く。

目次

1 蔦重の原点は吉原にあり(蔦屋重三郎の生い立ち;田沼意次の栄達 ほか)
2 田沼失脚と寛政の改革、そして蔦重の反骨(狂歌の大ブームと吉原外交で作家・絵師の人脈広げる;蔦重の“人たらし”は天賦の才 ほか)
3 歌麿・写楽・北斎らを次々に世に送り出す(松平定信が失脚するも、統制はしばらく続く;歌麿と組んだ美人浮世絵(大首絵)で大勝負をかける ほか)
4 蔦重プロデュースの絵師・作家列伝(四方赤良(大田南畝)は幕府役人として七十二歳まで現役!
日本初の専業作家と呼ばれる曲亭馬琴 ほか)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年東京都生まれ。歴史作家。多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。テレビ番組「歴史探偵」(NHK総合)他に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

17
個人の感想です:B。今週末の『べらぼう』散歩の参考本。NHK『歴史探偵』のオリジナル解説員をされているときの口調が彷彿とされるやさしい文章。本書は蔦重の出版との関わり、それを可能にさせた田沼政治、一点弾圧の時代になった寛政の改革、蔦重及び死後に耕書堂と関わった戯作者、絵師と言う内容。それ以外にサブタイトルに「吉原遊郭の真実」とあるように、吉原遊郭で遊ぶ時の掛かりについても詳しく書かれていて、参考になる。蔦重は大河ドラマのように人たらしで、作家をうまく抱き込み、狂歌というブルー・オーシャンに打って出たという2025/04/30

どら猫さとっち

11
蔦屋重三郎を描いた大河ドラマ「べらぼう」は、吉原の描き方に問題があったけど、瀬川(小芝風花)の登場で話題になったきた感じがある。また蔦屋役の横浜流星の演技も、評価が高いという。蔦屋重三郎の生涯と、吉原の内実、そして蔦屋が手がけた太田南畝や滝沢馬琴、葛飾北斎についても触れている。権力に屈せず、文化で江戸を彩った彼の姿は、現在にも通するところがある。2025/03/18

そうたそ

9
★★★☆☆ 蔦屋重三郎の生涯を、彼の原点とも言える吉原との関係から解説する一冊。蔦重の成した事業について、非常にシンプルにまとめられた内容で、大河の副読本にピッタリな一冊かと思う。田沼意次の時代から、松平定信の時代にかけて、その改革が彼の事業にどのような影響を及ぼしたのか、また時代とともにその事業の内容もどう移り変わっていったのか、丁寧に解説されている。蔦重と吉原との切っても切れない関係を理解できる良書。2025/01/26

oooともろー

6
今年50冊目。「べらぼう」をより良く知るために。反骨精神の賜。早世が惜しまれる。2025/02/27

もけうに

6
普段大河を見ない私が(『鎌倉殿の十三人』は見た。あれは超傑作)大ハマリしている大河「べらぼう」の流れで読了。前半はドラマでも既に描かれた部分なので、物語の内容理解が深まり、とても楽しい。特に江戸における出版事情と、吉原に関する記述が非常にためになる。昨日放送された第8話では、花魁の悲哀がリアルに描かれていたので、その背景がよくわかった。華やかに見えても、遊女にとっては苦界。政治面も面白い。田沼と松平、今後の展開に期待が高まる。後半は蔦重と関わる絵師達について。彼らが今後ドラマでどう描かれるか楽しみ。2025/02/24

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