出版社内容情報
光源氏のモデルは道長なのか? 紫式部の想い人は本当に道長なのか? 摂関政治の最高権力者・道長と王朝文学の第一人者・紫式部を中心に日本史上最長400年の平安時代の真実に迫る! NHK大河ドラマ「光る君へ」を読み解くための必読書。
内容説明
権勢の家柄「権門」の五男だった道長。貧しい家柄「寒門」の出でありながら、文才・歌才に恵まれた紫式部。出自・身分を異にする二人が、一条天皇期の宮廷世界で時間を共有した―。両者の対照的な出自・才能・運命・生き様を丹念にたどり、二人が生きた平安王朝を鮮やかに描き出す。
目次
序 謡曲『源氏供養』を考える―いま一度の光源氏
1 王朝時代の諸相―内と外
2 藤原道長の章(道長の周辺―「権門」貴族の群像;道長のファミリー・ヒストリー;道長の年代記)
3 紫式部の章(紫式部の周辺―「寒門」女房の群像;紫式部―ファミリー・ヒストリー;紫式部の年代記)
4 再びの王朝時代の諸相―都と鄙(都鄙と王朝武者;外交の危機と王朝)
著者等紹介
関幸彦[セキユキヒコ]
1952年生まれ。歴史学者。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年に日本大学文理学部史学科教授就任。23年3月に退任。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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