出版社内容情報
古代史最大のナゾである邪馬台国所在地はデータサイエンスの手法を使えば、北部九州で決着する。畿内ではありえない、その理由を古代鏡や鉄の矢じりなどの発掘地の統計学的分析を駆使しながら、誰にも分かりやすく解説。その所在地は北部九州のズバリここだと示す。さらに、三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)が魏の皇帝から卑弥呼が賜った鏡とする説を理論立てて否定し、なぜ今もって定説のように語られているかを解説する。第1章 データサイエンスとの出合い 探求60年の旅1私の研究歴 2「邪馬台国問題」は、なぜ解けないか 第2章 邪馬台国論争をデータサイエンスで解く そんなに難しい問題なのか1確率を計算する方法2法則を発見するという方法3「三角縁神獣鏡」問題補 章 「年号鏡」と「仏像鏡」の問題 素朴な判断が正しいとは限らない
内容説明
数理統計学の手法でデータを読めば、明解!卑弥呼のみやこは99.9%福岡県に。
目次
第1章 データサイエンスとの出合い―探究60年の旅(私の研究歴;「邪馬台国問題」は、なぜ解けないか)
第2章 邪馬台国問題をデータサイエンスで解く―そんなに、むずかしい問題なのか?(確率を計算する方法;法則を発見するという方法;「三角縁神獣鏡」問題)
補章 「年号鏡」と「仏像鏡」の問題―素朴な判断が正しいとはかぎらない(「年号鏡」の問題;前方後円墳のはじまりの年代;世界基準の考古学と、日本の考古学とは異なる;古典における鏡の鋳造伝承)
著者等紹介
安本美典[ヤスモトビテン]
古代史研究者。1934年、中国東北部(旧満州)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。元産業能率大学教授。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。「邪馬台国の会」主宰。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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