朝日新書<br> データサイエンスが解く邪馬台国―北部九州説はゆるがない

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朝日新書
データサイエンスが解く邪馬台国―北部九州説はゆるがない

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  • サイズ 新書判/ページ数 289p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951441
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

古代史最大のナゾである邪馬台国所在地はデータサイエンスの手法を使えば、北部九州で決着する。畿内ではありえない、その理由を古代鏡や鉄の矢じりなどの発掘地の統計学的分析を駆使しながら、誰にも分かりやすく解説。その所在地は北部九州のズバリここだと示す。さらに、三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)が魏の皇帝から卑弥呼が賜った鏡とする説を理論立てて否定し、なぜ今もって定説のように語られているかを解説する。第1章 データサイエンスとの出合い 探求60年の旅1私の研究歴 2「邪馬台国問題」は、なぜ解けないか 第2章 邪馬台国論争をデータサイエンスで解く そんなに難しい問題なのか1確率を計算する方法2法則を発見するという方法3「三角縁神獣鏡」問題補 章 「年号鏡」と「仏像鏡」の問題 素朴な判断が正しいとは限らない

内容説明

数理統計学の手法でデータを読めば、明解!卑弥呼のみやこは99.9%福岡県に。

目次

第1章 データサイエンスとの出合い―探究60年の旅(私の研究歴;「邪馬台国問題」は、なぜ解けないか)
第2章 邪馬台国問題をデータサイエンスで解く―そんなに、むずかしい問題なのか?(確率を計算する方法;法則を発見するという方法;「三角縁神獣鏡」問題)
補章 「年号鏡」と「仏像鏡」の問題―素朴な判断が正しいとはかぎらない(「年号鏡」の問題;前方後円墳のはじまりの年代;世界基準の考古学と、日本の考古学とは異なる;古典における鏡の鋳造伝承)

著者等紹介

安本美典[ヤスモトビテン]
古代史研究者。1934年、中国東北部(旧満州)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。元産業能率大学教授。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。「邪馬台国の会」主宰。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

64
何と、「魏志倭人伝」につきものの、方向や里程の話がない。議論の中心は考古学。それも遺跡の記述ではなく、出土物の数量と統計。圧倒的に九州。中でも福岡県。畿内説のアキレス腱は、最大の根拠であったはずの「三角縁神獣鏡」そのものにあった。これが魏の鏡であるという、観察によるむかしの定説は、鉛の同位体比を使った銅産地の比定によって根拠を失ったようだ。ここまで理詰めで明快にされると、文献による議論はもはや不要にみえる。新聞などのニュースで、最近畿内説が大きくリードと思っていたのが、実は本当は……だったらしい。うーむ。2022/01/20

Book & Travel

36
邪馬台国論争そのものよりも、データサイエンスを考古学に用いる点に興味を惹かれ手に取った一冊。著者は計量国語学、数理文献学の分野から邪馬台国研究に入った方。冒頭で触れられる著者の若い頃の研究、文学作品の文体の統計的研究や、基礎語彙から日本語の起源に迫る研究が興味深い。邪馬台国については、鏡等の出土物を統計的に分析すれば北部九州にあったのが明らかとのこと。理論が明快で素人の私にも北部九州じゃないかと思える。権威主義的な考古学界への批判が繰り返され感情的にも感じるが、科学的思考をされる著者だけに納得性もあった。2022/11/08

キョートマン

20
これ読むと邪馬台国は九州しかありえないと思える。個人的には畿内にあってほしいから誰か論理的に反論してくれ。2022/01/26

Masakazu Fujino

19
歴史を学んだ人間として邪馬臺国の問題は大いに関心を持ちさまざま本も読んだが、安本美典さんの本も80年代頃読んだと思うが、なかなかついていけなかった記憶があった。今回読んだが、データサイエンスを考古学に活用すべきだという考え方には大いに刺激を受けた。また、記紀の神話に歴史の出来事が隠れているという考え方も賛同できるところが多いと思う。  最後の「おわりに」が良かった。いわく「父も夢みた。母も見た。旅路のはてのそのはての、青い山脈、みどりの谷へ」亡き父よ、母よ。あなたがたの夢が、こんな形で本になりました。2022/02/03

shigeki kishimura

10
これはもう邪馬台国は北部九州しかありえないって思えてしまう。いずれにせよ、判断する部分にもサイエンスを持ち込まないといけないっていう問題提起は理解できます。2022/01/06

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