朝日ノベルズ ミニスカ宇宙海賊（パイレーツ）〈１０〉

笹本 祐一【著】

朝日新聞出版（2013/06発売）

• サイズ 新書判／ページ数 286p／高さ 18cm
• 商品コード 9784022760036
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】白凰女学院宇宙ヨット部の備品「超光速機関」の調査のため、宇宙へ出た茉莉香たちだったが、そこに部の練習船と同じ船名「オデット２世」を名乗る船が現れた!?　大人気シリーズ最新刊。劇場版アニメは2014年冬公開予定。

内容説明

宇宙空間に放置された部の備品・超光速ブースターを探してオデット２世に乗り込んだ茉莉香たちヨット部の面々は、至近距離でワープアウトする一隻の宇宙船を見つける。その船の名は「太陽帆船、オデット２世」！？謎の船の正体をつかむ間もなく、茉莉香たちに「空間擾乱」の膨大なエネルギーが襲いかかる！劇場版アニメは２０１４年２月公開予定の快調シリーズ、第１０弾！

著者等紹介

笹本祐一［ササモトユウイチ］
１９６３年東京に生まれる。１９８４年「妖精作戦」を上梓（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ドル箱]

感想。今回はタイムパラドックスというよりタイムループ物。時間軸のプロットだが、テーマはドラえもん？根底はSFです。さて、過去の自分が、もし死んだら、未来の自分は消滅するのかというと「消滅しません」これは理論として成り立っており（それを書くと長文になるので割愛）そこは矛盾しているな。ま、娯楽作品なのでスルー、今回も結はあっけらかん。もしかしたら次巻へ続くと思っていたら尻切れトンボみたいでした(笑)笹本らしいといえば笹本らしい、SFの描写は良く出来ておりますが、プロットをもう少し、バランス重視で書いて欲しい。

2014/09/06

[TTakeshi]

なぜ茉莉花のコスプレ衣装のイラストが無いのだｗ編集！仕事しろ！ｗｗ

2013/07/10

[METHIE]

サブタイトル通り二隻の白鳥号という謎の提示からジャンルがSFとは言え唐突にタイムスリップするのはなんでもありだろう。 それにしても卒業した先輩が出たのはやっぱりアニメの影響だろうか。いつも通りの会話劇に設定を地の文で提示するやり方、オチはあんまりとはいえあんまりである。 来年の二月に上映する映画はもちろん見に行く予定。

2013/06/28

[ぎゃぐれー]

再読。敵の船を見つけ出すという、いつもとはちょっと違う趣向。敵が最新鋭の軍隊では女子校のヨット部が相手にするにはちょっとキツいから、120年のアドバンテージを与えましょうと言うことで過去に飛ばしてしまえるのがSFの強みだな。

2015/11/28

[ぎゃぐれー]

サブタイトルから海賊船白鳥号は神出鬼没を演出するために実は2隻いた！とかいう内容を予想していたんだけど、全然違ってしかもこれが面白い。今回はいつにも増してSF食が強く、特に光速で伝播するレーダー波よりも宇宙船の方が早く動けるという性質を利用した索敵方法が実にワクワクする。 ところで、せっかく船長がコスプレしたのに、挿絵が一枚もないというのは職務怠慢ではないですか？w

2013/07/17