朝日新書<br> 装丁問答

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朝日新書
装丁問答

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022733726
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0270

内容説明

本の装丁は「時代」をうつす鏡。第一線で活躍するグラフィックデザイナーで装丁家としてのキャリアも長い筆者は、本屋さんを“徘徊”し、ジャケ買いを楽しむ。出合った装丁の魅力を、あつく語る、本を愛する人に贈るブック・エッセー。

目次

対談 “装丁”にルールなんてない。無限の可能性がある
僕のバイブル
デザインにこだわった漱石
本屋さんにも「本のソムリエ」
変幻自在の“甲賀流”本づくり
装丁と装画が会話する本
あの谷崎も人の子だった?
“自己主張”しないデザイン
ひねりが効いた、らしい装丁
タイトルと写真が激しく火花〔ほか〕

著者等紹介

長友啓典[ナガトモケイスケ]
グラフィックデザイナー。日本工学院専門学校グラフィックデザイン科顧問、東京造形大学客員教授。季刊『クリネタ』編集長、月刊『スッカラ』編集長。1939年大阪府生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、日本デザインセンターを経てイラストレーター黒田征太郎氏とK2を設立。1966年日宣美賞、1974年ワルシャワポスタービエンナーレ銅賞、2006年講談社出版文化賞ブックデザイン賞ほか多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

57
【デザイナーは書物を幾度となく読み込んで、自ら著者とセッションするようにデザインをする】装丁家としてのキャリアが長いグラフィックデザイナーが、出会った装丁の魅力を熱く語った書。伊集院静の「装丁は人である」と題された解説と、長年チーム「K2」として一緒に活動してきた黒田征太郎の文章も収録。2010年刊。<「これだ」と思った装丁本を購入して内容のつまらないものに出くわしたことがない/本屋さんを徘徊するはここにある。素晴らしい装丁の本に出会った時である。申し訳ないが今のところ電子図書では味わえないと思う>と。⇒2025/09/12

Humbaba

10
本を購入しよう。そう考えた瞬間では、購入しようとしている本の内容については正確な情報は得られていない。どのの本を購入するのかは、本の情報が充分には得られていない状態で意思決定を行う必要がある。その時に大切になってくるのが、本のタイトルと装丁である。特に装丁は目に入ってくる時の割合が大きいため、特に顕著な影響を与える。2014/06/18

paseri

7
本屋に行くと、ものすごく本が欲しくなることありますよね。それは内容しかり、装丁に魅力があるからかもしれません。つい手元に置いておきたくなるような、考え抜かれたデザインに惹かれたり。本屋でブラブラすることが、ますます好きになりそうです。2015/09/22

akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会

6
ここのメンバなら当たり前(!?)、本の「ジャケ買い」について熱く語ってくださるのが素直に嬉しい。ハードカバー物は「見てるだけ」が多いけど、文庫だって負けてないし、「帯」こそが勝負の新書もしかり、はー、たまらない…。装丁=ブックデザインとは(本そのものの中身も含めて)総合芸術だと思う。。帯は取らざるを得ない図書館で、広告を切り取って「推薦コメ」部分が貼ってあるのを見つけた時は、司書さんエライ!と感動したし。さ、今日も「鑑賞」に行ってこよう。まずは本編にでてきてたあれとこれと・・・。2012/09/22

feodor

6
装丁をめぐるブック・エッセーなのだけれども、時代が経つにつれて、本の装丁のデザインというものへの意識も変わって来て、帯も含めて……というところになってくることもわかる。また逆に、かつてはトータルで作家の作りだすもの、という意識もあったということも知らせてくれる。どうしても内容が読めれば、と文庫本のほうが多いのだけれども、それでもなかなか読んでいて素敵な本だった。そして、何人かこうして本を読んでいることで、知っているブックデザインの人、というのもいるのだな、とも。2012/08/08

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