内容説明
知的会話の基本は「聞く」こと。そして聞く力は、「教養」があって初めて身につけることができる。「知的会話」の鉄則から、それを支える「教養」の身につけ方まで、尊敬されて、自分の利益も最大化する方法を徹底指南。
目次
序章 「知的会話力」とは何か
1 知的会話の基本は「聞くこと」―世の中には「聞けない人」が本当に多い
2 知的会話は「教養」に支えられる―「論理」だけの会話では、嫌われる(基本的な方法論;西洋的な教養;日本的な教養;音楽;文学;美術;思想学問;現代的教養―新聞、雑誌、テレビ、映画)
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。専攻は仏文学。現在、多摩大学教授。また、小学生から社会人までを対象とした小論文・作文通信指導塾「白藍塾」塾長。仏文学、アフリカ文学の翻訳家でもある。ミリオンセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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としP
21
知的会話=論理的思考力+教養 / 座談の名手は「聞き上手」/ にじみ出るのが教養、ひけらかすのがウンチク / 面白い話でも「1人30秒以内」/ 数字などを交えて、出来るだけ具体的に話す。2017/07/29
medaka
9
最も印象に残った一文→「会話は相手の時間も消費する行為」。非常に為になった一冊。堅苦しいタイトルのわりに、サラッと読めて面白い。「こんな人いるいる」と、ニヤニヤすること多数。自分の上司、自慢話多いからな〜。途中、ユーモア精神の重要性を説いてるが、「朝まで生テレビを見てるとイラつく」とか、「ウケない駄洒落で話の腰を折られると、一瞬、殺意さえ抱く」など、著者のユーモアのセンスも、たいしたものだと思う。2010/06/02
ちいちゃん
6
相手の話を聞いた上で、差異を認めてそれをめぐる会話を楽しむ。相手との差異を見つけて議論するのを楽しむ。2016/04/23
はすのこ
3
雑談の質を上げる為に役立つ事が満載。2016/01/14
トマト・デラックス
3
差異を認め、文化的素養を身につけよっていう本。雑談での地雷(政治・宗教)も、知的会話力があれば乗り越えられるかと思う。2014/09/29