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内容説明
山津波で宿を追われた旅人たちが辿り着いた丘の上の村は、かつて貴族と外宇宙生命体とが死闘を繰り広げた古戦場であり、“神祖”が作った実験場に隣接していた。過去を留めたまま眠りについていた村と貴族の城塞は、旅人を迎えて突如目覚め、村にOSBを素材にした合成生命体が徘徊しはじめる。一行のパニックが頂点に達した時、Dが現われた。圧倒的な人気を誇る“吸血鬼ハンター”シリーズ、書き下ろし最新刊。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー後、精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お腹ボン!
12
山津波から逃れた旅人達が避難した先は、昔神祖が造らせた極秘の実験場。その実験場が蘇り、貴族医師会最高委員の公爵夫人もご登場。貴族らしく残忍で野望に満ち、実験材料として人間を捉えに来る。そこへカッコよくDが登場するんだけど、陽光症により眠りについてしまい、左手さんが活躍。夫人が助っ人として召喚したグレイランサー卿、彼は貴族でありながらとても好意的な戦士。Dがこんなにたくさん会話したのは初めてじゃないかと思う。今回Dはさておきブライとジョゼットの会話「違うなあ」の言葉から最後の展開迄がとても切なく泣けてきた。2018/07/04
作楽
11
中学の時にDに出会ってから、ずっと読み続けているけれど・・・! P165のワンシーンに今まで感じたことないほどの、痺れを感じました。自分にこんな感情があったなんて、と驚き。それくらいに、Dを身近に感じたと言うか、迫ってきたというか。どきどきした・・・。2015/01/27
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
7
Dシリーズで久しぶりに話が進んだような気がした。神祖との再会の日は近いと思って良いのでしょうか。そろそろ完結に向けての最終章へ向かっても良い時期だとは思うのですがねぇ。2010/10/02
はなん
6
もう22作目なんですね。たぶん10年以上ぶりのD。新刊コーナーに並んでいるのをみて思わず手に取りました。懐かしさもあるし良くわからない世界観もあるし。でも1冊1冊できちんと完結してるからこれだけ間が開いてしまっていても充分に楽しめました。ジョゼットの死が残念であると共に見事だとも思ってしまう。ブライの墓標。ラストは切なかったです。他のDシリーズも読みたくなってます。2010/10/03
mayama@読書生活自由型
4
不死にもかかわらず滅び逝く支配種族と踏まれても汚れても雑草のように立ち上がる限りある命の種族との戦いと、そこで時に育まれる不思議な出会いの縁を、そのどちらの種族にも属することのない異形ともいえる美貌のハンターが時に傍観し、戦い、助け・・・様々に関わりながら旅する物語・・・と思ってるのですが。Dがいきなり倒れたよ!(陽光症で)ここ何作かは戦闘の規模大きくなってるのかもですが、人や貴族の間で起こる情感やせつなさやるせなさといったドラマが薄味な気がします。Dの笑顔はもうちょっと違う場面で見たかったかなー。2010/09/27
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