出版社内容情報
いざ、関東大会予選へ。
同好会から、ついに弓道部へ昇格!
三年生になった楓。
善美、カンナら武蔵野西高校(ムサニ)弓道部の仲間たちと最後の大会に挑む。
あの『書店ガール』著者の人気「弓道」青春シリーズ
「ここまで来たら最後はいい射(しゃ)を引きたい」
武蔵野西高校(ムサニ)弓道同好会発足から一年、ついに弓道部への昇格が決まった。
新入部員も集まり、弓道経験者の新たな顧問の先生も加わる。
そして春の関東大会予選、インターハイ予選が近づいてきた。
部長の楓と絶好調の善美たちは、部として迎える最初で最後の戦いに挑む。
青春”弓道”小説シリーズ第4弾!
〈文庫書下ろし〉
内容説明
武蔵野西高校弓道同好会発足から一年、ついに弓道部への昇格が決まった。新入部員も集まり、弓道経験者の新たな顧問の先生も加わる。そして春の関東大会予選、インターハイ予選が近づいてきた。部長の楓と絶好調の善美たちは、部として迎える最初で最後の戦いに挑む。青春“弓道”小説シリーズ!
著者等紹介
碧野圭[アオノケイ]
愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
93
前作の3作目よりさらに'弓道'感がパワーアップしてます。同好会からめでたく正式な部となった部長「楓」を中心に新たな戦いが幕を開けます。本作の中心はやはりエース「善美」。相変わらずのクールビューティーぶりをいかんなく発揮し、弓道において段違いの成績を残します。新加入した後輩に加え、新入部員も予想以上に加入し、順風満帆にみえた弓道部ですが、これまた新たな苦難が待ち受けています。そんな苦境のなか「楓」はしっかりと成長しており、部長らしくみんなをまとめリードしていきます。次の展開が楽しみなシリーズになりましたね。2025/06/07
ぼっちゃん
56
関東大会予選は三人立ちだが、関東大会は五人立ちでメンバーが足りなく、1年生から選抜したメンバーを鍛えて加えようとするが、他の1年生からは不満が出るのは必然で、それらを納得させ大会へ。。楓も1年生の不満、新顧問との打ち起こし形式の違いなど、うまくまとめて部長らしくなってきた。新しいキャラもでてきたが、次のインターハイで終わるのかな。2025/03/20
芳樹
52
弓道同好会が弓道部へと昇格し、三年生に進級した楓は部長に就任。輝かしい結果に多くの新入生が入部するけれど、部の運営は順風満帆とはいえなくて…。顧問の交代に部員数の増大でおこるトラブルを抱えながら、関東支部大会の予選に臨む楓たちの奮闘を描く今回。シリーズ当初は入門したてでよちよち歩きだった楓が、この2年間で選手としてだけでなく、一人の人間としても大きく成長したなと感じ、後輩を導く彼女の頼もしい姿に胸がいっぱいです。気になる人物が新たに登場したことが、今後物語の展開にどう影響するか。続きを楽しみにしています。2025/04/16
PEN-F
40
武蔵野西高校弓道部は東京都予選で破竹の快進撃で団体戦、個人戦共に関東大会へと進む。強豪ぞろいの関東大会ではライバル校共に譲らず競射(サッカーで言うところのPK戦みたいなもの)へと突入。競射はヤバイです。的を外せば終わり。はっきり言ってハラハラドキドキがハンパないです。...ふと思ったが、バスケで時間内に決着がつかない場合はオーバータイムでの勝負となるが、サッカーのPK戦のようにフリースロー戦ってのも面白そう。5人ずつのフリースロー合戦でそれでも決着がつかない場合は、6巡目からはサドンデス。みたいなね。2025/03/22
よっち
29
武蔵野西高校弓道同好会発足から一年。楓も三年生となり、ついに弓道部へ昇格して新入部員も集まり、弓道経験者の新たな顧問の先生も加わる第4弾。新顧問・青田の経験者らしい的確な指摘を実感しながらも、状況に応じてこれまでとは違うやり方も提案されて、少しだけ戸惑いを覚えながらも春の関東大会予選、インターハイ予選に挑む楓たち。人数が少ない中でやってきた課題にどう向き合うのか、今を大切にしたい気持ちと先を見据えてどうすべきか、そんな変化や力を出しきれないプレッシャーに向き合っていく彼女たちの奮闘がなかなか良かったです。2025/03/14