朝日文庫<br> 私が食べた本

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朝日文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022650245
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。新たに5本を追加収録! 芥川賞作家である著者初の書評集。解説・島本理生。

内容説明

小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について…デビューから今まで書き続けた、「本」にまつわる事柄を一冊にまとめた著者初の書評集。新たに文庫特別収録エッセイも加えた決定版!

目次

本について(剥製の感触―『バンビの剥製』鈴木清剛;いびつに変化する嫉妬―『星へ落ちる』金原ひとみ;夏の夜の感触―『夏の夜の夢』岡本かの子 ほか)
書く、読む、自著について(空想から明朝体、小説へ;柔らかいためのお守り;女子だけの思春期の欠片 ほか)
新しく食べた本について(無限に何かが起きている日常―『三の隣は五号室』長嶋有;私の偏愛書―『異邦人』アルベール・カミュ;愛している本のこと―『犬身』松浦理英子 ほか)

著者等紹介

村田沙耶香[ムラタサヤカ]
1979年千葉県生まれ。作家。玉川大学文学部卒。2003年に「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀賞受賞。09年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞、16年『コンビニ人間』で第155回芥川龍之介賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

62
作家というものは、程度の差こそあれ本書の著者のような感覚の持ち主なのか。それにしても、著者の感覚の鋭敏さは物凄い。だがしかし、本書の中の「本」を読みたいとは思えず、共読本も2冊のみ。その内の1冊『注文の多い料理店』の「文字が本の中を動き回る」という感想が驚きだ。書評の中に著者自らの幼少期や、性に関する思いが赤裸々に入り込む。これらの文章から、凡人と、作家のような超人の差が否応なく感じられた。西加奈子に関する文壇・編集者とのやり取りも読むほうが心配になる。そして、西加奈子作品の書評が1冊もない不思議。2023/07/26

サンタマリア

53
村田沙耶香さんの書評集。取り上げられている本から彼女は多様な考えを受け取っている。僕は、作品と向き合った際に受け手がどんな感想を抱くかは、受け手のこれまでの人生で掴み取った思想によるものが大きいと考えている。つまり彼女の中に宿っている思想がカラフルで面白いということなんだろうなぁ。また、彼女の抱いた感想によって小説達はより魅力的になる。クリスマスツリーにリボンを飾るように。いつか僕も小説にリボンを。最後に一つ残念な点を挙げる。取り上げられていた本達は古いものが多く地方都市には届きません。2021/12/21

おゆき

34
書評集+エッセイ。昨年「コンビニ人間」を読んで、自己嫌悪を感じたときの衝撃が忘れられない。こんなに揺さぶってきた村田沙耶香さんは、どんな本を読んでどんな考え方をしているんだろう。 彼女は浸るように、染み込ませるように、没入感ある読書をしていた。幼い頃から他人を気にする傾向にあった彼女は、読書を通して深く考え、真摯に自分と向き合い続けてきたようだ。その蓄積が今の作品世界となっている。内面が垣間見えてとても面白かったです。浸るように、そして自分を砕いてくれるような本に、私ももっともっと出会いたい。2024/05/18

煮豆

32
書評&エッセイがまとめられた一冊で島本理生さん愛が炸裂しているエッセイがよかった。書評は村田さんが感じとる世界はやっぱり村田さんでいろいろな作品にその感覚が散りばめられていると感じた。紹介されていた島本理生さんの作品は読んでみようかな。書評よりエッセイが面白かった。あとがきが島本理生さんでお互いの才能を讃えあっていて、うるっときた。島本さんの凄さを語る村田さんが島本さん本人に褒められていて、よかったねって(笑)読んでいくうちに村田さんを勝手に応援していた!他にも西加奈子さんのお話も凄かった!交友関係広い!2023/09/25

桜もち 太郎

28
村田紗耶香が食べた本を試食するという感じがした。自分は一冊の本を読む時、これから一定の時間、一つの物語と向き合うことに若干の決意が必要になるが、そんな自分に導入剤的役割をしてくれるような一冊だった。印象的だったのは、村田さんが中学生だった時に自作の小説を応募しようとし、それが小説のためではなく、小説家になろうとして描こうとした、自意識の塊だったと感じたこと。「小説を汚した」と今でもトラウマになっているらしい。どこまでも小説に対して真摯な村田さん。彼女の小説が魅力的な理由がわかった気がした。エッセイも最高。2022/09/17

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