朝日文庫<br> 愛するあなたの子を授かって、十月十日後に死ぬつもり。

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朝日文庫
愛するあなたの子を授かって、十月十日後に死ぬつもり。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022649959
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夫との心の距離を覚えながらも、念願の第1子を授かった千夏子。しかし無理がたたって流産し、そのことを誰にも言えずに心を病んでいく。自殺しようと家を出る千夏子だったが、偶然出会った血まみれの女性は、なんと夫の不倫相手で……。

内容説明

不妊治療の果てに流産し、それを周囲に明かせずに精神的に追い詰められ、死を考える千夏子。そんな千夏子の夫の子を不倫で妊娠してしまった茗。親の愛情を知らずに育った莉音。三人が出会った瞬間、思わぬ運命の歯車が回り始める…めくるめくノンストップ・ノベル!

著者等紹介

夕鷺かのう[ユウサギカノウ]
鳥取県生まれ。作家。2009年第11回エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門奨励賞を受賞、『ヤンキー巫女逢桜伝』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

120
この人ならと思って結婚した千夏子。しかし妊娠の兆しはなく不妊治療、夫は全く協力的ではなかったがやっと妊娠。そして母子手帳をもらう前に流産。その上思いやりのない夫は不倫。その相手の茗は妊娠しネットカフェで出産、子どもはコインロッカーに…ネットカフェの従業員莉音はその子を拾う。この3人が偶然に出会い…それは修羅場ではなく新しい生き方を見つめる出会いだった。ただ、普通に生きたい…偶然が偶然を呼びうまく行きすぎるが、まあそれもあり。見栄っ張りで女を道具としか思っていないくず夫はどうするのかな2022/03/02

美紀ちゃん

92
不思議な話だった。当事者3人が、そんなに都合良く出逢えるなんて!流産してしまった奥さんと、不倫相手の彼女と、その彼女の子供を拾い育てた女性の物語。35歳の旦那。中身は大人ぶったガキ。毎日奥さんの作る食事に文句つけたり、不妊治療は女だけの問題と耳を貸さない。家事を手伝わない。召使い扱い。不倫して外に子供を作る。ダメな夫。最低。旦那の不倫相手の彼女は憎めない良い子だった。世話をしたくなる。赤ちゃんを拾って2週間育ててくれた彼女は19歳だけどとてもしっかりしていた。 この本に出てくる女性はみんな良い人だった。2021/12/30

タイ子

92
いい意味で裏切られた作品。不妊治療してやっと授かった命がダメになった。夫は妻の体より体裁を守ることに必死。浮気はするわ、妻を蔑ろにするわ、最低のクズ男。そりゃ、心も病むわ。片や、ネットカフェで過ごす訳ありの妊婦が産むのよ、ネカフェで。そこから出会うまたまた訳ありの女性。待望の子供を流産した女性もいれば、望まれなくて産まれた子供。それに関わる親運、男運のない3人の女性たち。どうなるかって?いや、いや、これが小説みたいな(小説です)話で…。女の強さを見せてやれ!心の持ちようで絶望は希望へ変わるのよって話。2021/07/04

aquamarine

80
妊娠と出産。男と女の間にこれほど負担の差があるものもないだろう。子を産むことと乳を与えることが女性にしかできないために、不妊や流産がまるで女性だけに非があるように思われるのはなんて理不尽なことだろう。ようやく授かった子を流産した女性、望まない出産をする女性、親の愛情を感じられずに育った女性…扱っているものはこんなにも重いのに、ものすごい勢いでラストまで読まされた。出産に対する男女の負担の理不尽さを噛みしめながら、でもだからこそ女は強いのだと改めて思う。題名から想像したイメージよりはるかに力強い一冊だった。2021/08/08

もぐたん

73
妊娠、出産をめぐって女性が感じる理不尽を訴えながら、生き直しができることの希望も見せる。揃いも揃って酷い男性ばかりで辟易するが、そこにリアリティを感じる人もいることは間違いないだろう。自分の人生の手綱を取り戻した彼女たちが、これから何度も仕切り直しをしながら、少しずつ幸せに近づいていけたらいい。★★★☆☆2021/07/17

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