内容説明
クリスマスイブの大停電が大晦日の豪華客船での爆破事件へとつながる「ノアの方舟」、誘拐事件の思わぬ展開「越境捜査」、米沢守鑑識課員と子どもとの交流が楽しい「超能力少年」などシーズン7中盤の5編。
著者等紹介
輿水泰弘[コシミズヤスヒロ]
1960年生まれ。フリーのコピーライターを経て脚本家デビュー
櫻井武晴[サクライタケハル]
1970年生まれ。東宝のプロデューサーとして映画を手がけた後、脚本家として独立
佐伯俊道[サエキトシミチ]
1949年生まれ。映画、テレビの脚本を幅広く手がける
徳永富彦[トクナガトミヒコ]
1974年生まれ。監督作品がハノーヴァー国際映画祭グランプリなど数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
52
カバーが全てというか、あまりにもこのドラマに大きかった亀山薫に変わる相棒を失った右京のソロ演奏の巻。当然右京無くしてこのドラマは存在しないのだが、彼の天才であり変人ぶりを際立たせていたのが、偉大なる凡人の亀山薫の存在だった。次の相棒はどんなタイプかと期待するが、その序奏として右京のソロ演奏が必要だったのかとも思わせる。またこのドラマのロングセラーぶりの特徴である脇の個性との絡みが面白い。ある意味右京以上の変人の小野寺、ご存知右京と多くの趣味を共有する鑑識米沢、一課の伊丹、三浦、芹沢、4課の角田課長も良い!2017/10/16
二分五厘
18
亀山君卒業後の相棒がいない時期、右京さんの独り捜査編。『ノアの方舟』右京さん、たまきさんと二人きりのクリスマスイブ。一話限りの女性相棒・姉川さん。大河内監察官テツ疑惑w。『越境捜査』右京さん、神奈川県警の誘拐事件に巻き込まれる。うかうかと捜査中の家に入れてしまったのが神奈川県警の運の尽き。全て右京さんの掌の上。『超能力少年』特命係にやって来た少年・拓海の預言通りに起こる強盗殺人事件。更に預言を次々と的中させる拓海は…。お化けと超能力を信じる派の右京さんが、拓海をもてなす様はww。表紙イラストが怖いです。2016/06/01
藤月はな(灯れ松明の火)
18
実家のある市の図書館で見つかったのに大喜びしながら借りました。亀山君がいなくなってからの右京さんが出会った事件。この当時、マイペースな右京さんを楽しみながらも母と「亀山君がいないと寂しいね」と話していたことを思い出します。「逃亡者」の伊丹さんの「おまえみたいなバカ、嫌いじゃないぞ」という言葉にニヤニヤしちゃいます。「超能力少年」は米沢さんの多趣味さと少年の心温まるやり取りと右京さんが超能力や宇宙人を信じているというお茶目さに癒されました。2012/02/07
十六夜(いざよい)
15
亀山薫が去り、警視庁特命係が杉下右京ひとりになった「相棒season7」中盤の5編。エコテロリズムがクリスマスイブの大停電事件から大晦日の船上パーティーでの殺人事件へと展開する「ノアの方舟」、アッと驚く誘拐事件の顛末「越境捜査」、米沢鑑識課員と小学生との交流が楽しい「超能力少年」、犯罪者引き渡しの国際条約問題を描く「逃亡者」など読み応え十分。次の「相棒」は霞ヶ関の女性キャリア、それとも警視庁のあの人‥‥?2019/07/15
usarlock
10
亀山くんがいない…( ;へ;) 相棒がいない、いつもと違った右京さんが見ることができるがやはり寂しい。話的には、米沢が活躍する「超能力少年」が好き。 次巻からはようやく神戸君の登場です。2013/04/07