映画の理論 (新装改訂)

映画の理論 (新装改訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 413,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784905640851
  • NDC分類 778.01
  • Cコード C0074

内容説明

いまや最大の大衆文化に発展した映画。その表現形式の基本と美学的可能性を論じ、創造的鑑賞力のさらなる飛翔をうながす。再評価の気運高まるバラージュの芸術理論の集大成。

目次

第1章 理論のすすめ
第2章 前史
第3章 新しい形式言語
第4章 視覚的文化
第5章 視覚的人間
第6章 創造的カメラ
第7章 クローズ・アップ
第8章 人間の顔
第9章 変化する視点
第10章 編集
第11章 パノラマ
第12章 カメラの表現技巧
第13章 映画様式の問題
第14章 アヴァンガルドの形式主義
第15章 視覚的トリック、漫画映画
第16章 サウンド映画
第17章 台詞
第18章 サウンド・コメディの問題
第19章 色彩映画・立体映画考
第20章 シナリオ
第21章 素材と芸術形式
第22章 様式の問題
第23章 音楽映画の形式
第24章 ヒーロー、美、スターおよびグレタ・ガルボの場合

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
こういう実証性の薄い理論書は嫌いなんですが、個人的に必要だと思うところを忘備録として。本書が成功しているかどうかは別として、1章は1949年当時の映画学の気負った使命感が出ていておもしろいです。10章の181ページ周辺には映画が時間を創造するものだということが書かれていて、マンガ理論と通底するものを感じます。2020/02/03

乙郎さん

2
これは多分今後何度もここに立ち戻ることになりそうな書。文章自体は平易だが金言が多く、常に自分が考えることが試される辺り哲学書にも近い。他の方の感想にもあったが、サウンド映画が生まれた頃に書かれたにも関わらず3Dを予見する先鋭性。最後の章が「ヒーロー」2020/02/09

Tohi Monsan

0
大衆化した映像芸術における表現形式の基本と美学的可能性を論じ、鑑賞力をつけることの大切さも合わせて訴える。(後にご本人はソヴィエト社会主義プロパガンダ映画の大家となってしまうが)その論理の可能性は著者であるバラージュ本人が歴史に証明したとおりとなった。

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