出版社内容情報
ブリッタ・テッケントラップ[ブリッタ・テッケントラップ]
著・文・その他
小野寺 佑紀[オノデラ ユウキ]
翻訳
内容説明
さかなさかなさかな!水中メガネをつけて、水の中に飛びこんでみよう。サケが飛びはねる川をのぞき、ブダイが泳ぐサンゴ礁を探検しよう。海の中を何千メートルももぐっていけば、光るさかなにも出会えるはず。さかなの世界は魅力的で驚きがいっぱいだ。すばらしきさかなの世界へようこそ。30ヵ国以上の国々で愛されている世界的絵本作家ブリッタ・テッケントラップがおくる、美しすぎる科学絵本。
著者等紹介
テッケントラップ,ブリッタ[テッケントラップ,ブリッタ] [Teckentrup,Britta]
ドイツのハンブルク生まれ。画家、作家、芸術家。『Alle Wetter』と『The Egg』でボローニャ・ラガッツィ賞など受賞歴多数。120冊以上の著書があり、30ヵ国以上の言語に翻訳されている。現在はスコットランド人の夫と息子のヴィンセントと共にベルリンで暮らし、活動している
小野寺佑紀[オノデラユウキ]
1980年、大阪府生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修士課程修了。サイエンスライター。科学雑誌Newton編集部に勤務後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
51
さかなの図鑑のような絵本。魚の名前と生態の解説付き。ルビも振ってある。ブリッタ・テッケントラップの最新作で、新着図書リストに入るなり借りることができた。どうやってあんなに美しい絵が描けるんだろう。この作品から作者の生き物に寄せる深い敬愛を感じた。2022/02/04
花ママ
43
まず大判のページいっぱいに何十種類もの魚が登場する。一匹ずつ丁寧に名前がフラれています。めくっていくごとに、魚のからだの部位の説明や魚の歴史など、小さい子どもにもわかりやすい解説が続きます。最後に子どもが大好きな〈みつけられる?〉のページまで用意されていて、魚大好きな人たちやそうでない人にもお薦めの1冊です。2022/02/06
anne@灯れ松明の火
21
遠い方の新着棚で。図鑑だなとスルーしようとしたら、作者がブリッタ・テッケントラップとあり、借りてきた。こういうものも描いているんだ! 内容は、やはり図鑑。さかなというものについて、様々な角度から説明。でも、写真でなく絵(版画で、これはスゴイ)であることで、温かみがある。カラフルで、眺めているだけで楽しい。探し絵もあり、子どもたち、喜びそう。2022/01/30
spatz
10
虫の本と魚の本同時刊行。美しすぎる科学絵本と銘打たれているが、まさに、色彩や造形はデジタル作画、とされているが、生物を複雑な色彩を駆使して鮮やかに、そして特徴を捉えながら、写実一辺倒ではなく、絵本としての高い芸術性。画面も縦横無尽。みんなで本を縦にしたり横にしたり、細かい描写を覗き込むように見る子供達の姿が今から目に浮かぶ。 虫の絵は、エリック・カールさん、魚の絵はレオ・レオニを思い出した。 #NetGalleyJP 2021年11月17日2021/09/18
遠い日
7
『いろんなところにいろんなむし』とともに。テッケントラップの絵はこれまでの絵本から、物語にこそふさわしいような印象を持っていましたが、このような図鑑的な内容の本にもマッチするものであることを痛感しました。これが版画だというのですから驚きを禁じ得ません。 個人的には「魚」の方の絵を見た途端鳥肌が立つような感動に包まれ、夢中で読みました。魚の方が虫より知らないことが多いというのもありますが。 好きなページの絵を眺めるだけでも、子どもたちは虫や魚に親しみを持ち、興味を抱くのではないでしょうか。2021/11/19