朝日文庫<br> 母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

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朝日文庫
母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022621061
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「同居は当然」「将来ママの墓守は頼むわ」…。親の期待に苦しみながら必死にいい娘を演じる女性達。それが「墓守娘」だ。進学、就職、結婚、介護……そして墓守まで。どこまでもついてくる母から、どう逃げおおせるか。文庫化にともない、母娘問題は解決できるのか、解決するにはどうすればいいのかを、具体的な手段とともに論じる新章「解決方法はあるのか」。さらに、文芸評論家の三宅香帆氏による解説「信田さよ子という名の地図」を追加。臨床心理士が、悩める全ての女性に贈る究極の〈傾向と対策〉。

内容説明

娘の人生に口を出し、介護は当然、将来は自分の墓を守れと言い募る母親。こじれた関係に苦しみながらも罪悪感にとらわれている娘たちを描くことで、母親たちの姿も照らし出す。文庫化に伴い、新章「解決方法はあるのか」を加筆した。

目次

1 母が重くてたまらない―さまざまな事例から(ママのための中学受験;母と娘の「運命共同体」;息子を見上げ、娘を見下ろす母;気がつけば、落とし穴;自分の不幸にふたをして;団塊母の苦しみ;傷つけ合うことで強まる絆;父の存在はどこに?;無邪気な独裁者)
2 母とは一体誰なのか?(母親を徹底的に分析する;母をどうとらえればいいの?)
3 迷宮からの脱出―問題解決の糸口(母に対する処方箋;父に対する処方箋;墓守娘に対する処方箋)

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。日本公認心理師協会会長。お茶の水女子大学哲学科卒、同大学院修士課程児童学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akiᵕ̈

25
2008年に刊行されたものが16年を経て文庫化になったという今作。親子の関係、特に母娘の関係も昔に比べると友達感覚の間柄になり、側から見れば両者間に起こる問題も減っているように思えるけど、ここに挙げられている事例の数々から、母と娘という立場に潜む深層心理というのがよく見えてくる。仲が良いというのも裏を返せば共依存にもなり得るし、いかに母親の子への依存が大きいか、子の問題まで自分の問題として捉えてしまうかで、子供への負担、重圧が変わってくる。何にせよ、我関せずになりがちな父親を含めた距離感がそれぞれに大切。2025/04/15

ソーシャ

9
母娘問題の第一人者、信田さよ子先生がフェミニストカウンセリングの視点から、母が娘を支配する手練手管や実際の母・父・娘へのアプローチの方法を論じた一冊。冒頭の事例もすごいですが、実際のアプローチのところは著者の諦念を感じます。個人的にはここまでこじれる前にどうすればいいかについても論じてほしかったですが、それは自分で考えるべきかもしれません。あと三宅先生の解説ですが、現に情緒的な関わりが苦手で子どもと関係がこじれている方はおられるんですよね…2025/05/11

きいろ

2
私とは世代が違い(ゆとり世代)、父親もいないため、直接的に自分の苦しみと重なる部分は少なかった。しかし、こうした事例があることを知れたのは良かった。2025/03/12

Kooheysan

2
2008年出版された本の文庫化。加筆された章と解説付き。傷つかない人間関係には、ある程度の距離を保つこと=境界(バウンダリー)の形成が大切であること、家庭の権力構造が歪な形で現れたものの典型としてDV並びに母娘問題があることを再確認できました。この本ではさらに、夫の存在、社会の家族観の問題も整理しつつ、母への責任に言及があります。「仮に母親が孤独で友達もいない、父親ともうまくいっていないとしても、そこに娘の責任はない。」とことん傷ついた方に寄り添う姿勢が凛々しいです。2024/12/18

1
娘は、母のために生きているのではない 母は、娘のために生きているのではない 1人の人間として互いに自立した関係性がいいのだと思う。2025/02/22

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