内容説明
江戸時代に生まれたくなかった!?
飢饉で餓死者続出、身分の固定化、移動禁止…。江戸時代は史上最低の時代だった? 教養の達人が語る驚きの「日本史」講義、第三弾!
※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
31
世界史に続いて日本史も読んじゃった。予想通り江戸時代・徳川幕府下の時代は評価が低い。室町、応仁、戦国期の欠点を補って?初めての強力な統一政権が誕生したけど民衆の活力を削いだって事らしい。但し江戸とか大阪の大都会は高度でユニークな文化が花開いたのを知っている。小生はそっち派。教育、教養が行き渡ったのも丸だと思うけど。続く2023/04/09
ふくとみん
12
江戸時代に多くのページを振り向けている。最後の結論「江戸時代は日本の歴史上最低の時代だったのではないか」には納得させられた。最新の研究が盛り込まれ坂本龍馬は「史実としてよくわからないのが学問的評価」らしい。2024/03/24
しゅー
7
★★想像どおり出口さんは江戸時代がお嫌いのようで。私も本書の「江戸しぐさ」のくだりは同意だし、なんでも「日本素晴らしい」に話をもっていく人に「江戸」を持ち上げられると贔屓の引き倒しみたいでイヤなんだけど、ここまで積極的に貶められると少し心がザワつく。お得意の数値とファクトで来られるとグウの音も出ないんだけどさ。出口さんには生前の杉浦日向子さんあたりと対談してほしかったなぁ(放送事故)。とか思うところがなくはないけど、もちろん歴史の教科書としては面白く、特に「○○の改革」や文化に関する説明は良かったと思う。2023/04/02
noko
6
大好きなシリーズ。日本史だが、世界との外交関係にも目を向けた、広い視野での日本がわかる本。今回は戦国と江戸。石見銀山で銀が沢山取れるようになり、山口大内の時代に。この頃の主役は銀だ。秀吉のキリスト教の扱い、朝鮮とのやりとり(宗氏の動き)をこと細かく説明してあり、勉強になった。ラッキーマン家康の江戸時代へ。江戸は何しろ飢饉が多すぎる。大きな戦争はなかったが、食べる物に困る時代。そして江戸では大火事。学校で歴史を習ったのに、知らないことがかなりあった。毎回新しい知識をくれるシリーズなので、次も是非読みたい。2023/11/15
maimai
5
「慶安の御触書」は存在しなかった、寺子屋などに支えられて江戸時代の識字率は高かった、など、日本史的常識とばかり思っていたことが、今では疑問視されていることが多くあることを易しく教えてくれて、このシリーズ、楽しい。世界史の動きと日本史がどうリンクするのかも、いろいろと目を開かれることが多かった。日本が鎖国をしたからと言って、中国・明代の「北虜南倭」のような利を漁る外敵が生じなかったのは、もはや安土桃山期の金・銀のような「世界商品」が当時の日本にはなかったからだ、とか、ね。2025/03/18
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