出版社内容情報
あの国境を越えられるか。ミャンマーの陸路国境開放をきっかけに、インドシナの「マイナー国境」通過に挑む。ラオスの川くだりでは雨風にさらされ、ミャンマーの山越えではバスが横転。肋骨を折りながらも歩いた越境ストーリー。変化する国事情をコラムに収録。
内容説明
あの国境は越えられるか。ミャンマーの陸路国境の開放をきっかけに、インドシナの「マイナー国境」通過に挑む。ラオスの川くだりでは雨風に晒され、ミャンマーの山越えではバスの横転事故に遭遇。肋骨を折りながらも歩いた越境ストーリー。変化する国事情をコラムに収録。
目次
第1章 洪水酒場が出現?タイからアンコールワットへ
第2章 メコンデルタくだり
第3章 南から北へ、ベトナム縦断
第4章 雨降り止まぬラオス山中
第5章 最後の難所、ミャンマー
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年長野県生まれ。旅行作家。慶應義塾大学を卒業後、新聞社勤務を経て独立。90年、『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、おもにアジア、沖縄をフィールドに、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Daisuke Yabe
2
僕も陸路国境マニアだけに、新潮文庫とさほど変わらない本書も、全然楽しく読めた。でも、そろそろ新しい旅をお願いします。辛くなくてもよいのだけどもね。2022/05/27
Shinya Fukuda
1
新潮版にコラムと朝日新聞出版版のあとがきを加えただけ。タイを起点にカンボジア、ベトナム、ラオスそしてミャンマーを一筆書きに辿っていく旅。中国の半植民地カンボジア、成長著しい活気に溢れるベトナム、静謐が支配するラオス、だが突然中国が出現しそれに戸惑う人々、民主化により国民性が変わったかのようなミャンマー。どの国も興味深い。しかし敢えて一番興味深い国を挙げるならミャンマーだろう。ミャンマー問題は少数民族問題だ。それが歴史から説明される。少数民族、国境に馴染みのない日本からすれば理解しにくいかもしれない。2022/03/01
藤井宏
1
ハノイからディエンビエンフー行きの夜行長距離バス移動中、食事休憩として食堂での食事が提供され(バス料金に含まれる)知らない人とテーブルを囲んでご飯をよそって食べる様子の写真が載っている。いかにも楽しそうで経験してみたい気もするが、ちょっと気をつかうかな。それに、バスの中の寝台もたいへんそうだし。ディエンビエンフーやラオスのルアンパバーンに行ってみたいなと思いました。2021/10/24