内容説明
パリから象牙海岸まで、〈中年探険隊〉によるサハラ砂漠縦断8000キロの旅の記録。かつて緑だった土地タッシリ・ナジェールやシャルル・ド・フーコー神父の宣教の拠点、タマンラセットを訪ねる。満天の星を仰ぐ砂漠の闇のなかで、生の意味を問いかける。
目次
旅の目的
出発―初冬のパリを後にして
かつて緑だった土地―タッシリ・ナジェール
この悲しみの世に在って―ド・フーコー神父の世界
大砂丘と弧を描いたオアシス―北部砂漠
1480キロの虚無―サハラの女王
ニジェール川のほとりで
象牙海岸より大西洋の微笑を