内容説明
自動車販売会社に勤める桜木岳斗は、凋落する実家の極道・雨水会を存続させるため、経済ヤクザの石黒と取引をする。だが―、「お荷物を引き受けるんだ。相応の対価は払ってもらおう」岳斗が石黒に連れて行かれたのは、都心の片隅に、身を隠すように佇む日本家屋。提示された条件とは、男娼専門の現代遊郭・蘭華楼で体を売ることだった。緋襦袢に身を包み、赤い格子に入れられ―石黒に「初物」として捧げられた岳斗は、次々に客を取らねばならない運命なのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
20
経済ヤクザ組長×貧窮している組の息子。父親と若頭が事故で死んでしまう。組を守るために生前父と面識のあった石黒を頼るが条件として弟を廓で働かせろと言われる。弟を庇い、岳斗が廓に入るが25という年齢が高すぎて客が付かない。代わりに石黒に抱かれる毎日。本庄さんの受けは勝ち気で屈しないところがイイですね(人´ω`*)♡弟は何かありそう…と思ったらなるほど…良かれと思っていても本人はどう思っているかわからないものですねぇ…。今回攻めが受けを早い段階で気にしてくれてたみたいなので良かった♡2016/09/09
那義乱丸
10
主人公・岳斗は組長の息子だけどリーマンだったり。組を存続させる為に男娼になるわけですが、艶っぽさはなくてサクサク読めた。なぜなら25歳の岳斗は客が付かず売れ残り状態だから(笑)買ってくれるのは売った張本人である組長・石黒だけ。ドS石黒が岳斗を仕込んでいくけど、ちっとも色気が出てこないしwBLらしい展開で二人の心情が変化するけど、二人とも鈍すぎて自分の感情にちっとも気づかない。岳斗の弟・真冬が黒さを出しつつ、いい仕事してますwポン刀Hはちょっとびっくり!鞘突っ込むかー!シキティでもやらなかったゾ(笑)2011/12/13
saki@まったり更新中
6
國沢さんのイラスト買いでしたが中身も良かったと思います。弟の身代わりだったはずがいつの間にか両想いに。攻めの感情が解りにくかったですが……弟が困ったちゃんでしたね。
ひのさか
5
テレビちらちらしながら読んでた所為か四時間もかかってしまった意味分かんないwww 主人公893じゃん! と思ったら売れ残り男娼でした。強気受け好きだよ。プライドが許さないのになし崩しw 鞘はもっとグリグリしてほしかったかな! 緊張感は良かったです。弟ががんばるびっちで良かった! びっちすきだよ! 最初の方に使った道具良いですねw 深くキツくってのはあはあ2011/03/12
椛
4
弟が印象的(笑)今まで読んだ遊廓ものの受けとは違うタイプの受けでした!受けが男娼たちを殴っちゃう場面には攻め同様こっちもびっくりしたw2015/02/02