感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
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例えば「ロンドンの朝日のオフィスは、フリート・ストリートを出はずれたタイムズの旧ビル内にあった」という文で「フリート・ストリート」と書いた理由は何か。もちろん読者は知る筈もない。これが長田弘いうところの❝名詞会話❞である。簡単にいえば知ったかぶり。優越感を誇示する悪文章の症例の1つ。1つの段落に「ユアー・ロイヤル・ハイネス」が4回出てくるがついに訳は示さぬ。症例の2つ目が羅列。村上龍が典型例だ。文章の気取り合戦。文才のない者がこれをやるほど見苦しいものはない。つくづく文章ほどイカサマの横行する世界はない。2021/01/04
夢仙人
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心温まる。最後の川岸での深代さんを懐かしむ文は素晴らしい。2020/05/02