出版社内容情報
燃える流氷に何を見たのか?死の淵から甦ったヒロインを待ち受ける新たな試練。〔解説・水谷昭夫〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
5
「氷点」は傑作であり非常に好きな作品だが、続編は頂けない。こじつけで臭い人間関係。単に顔が似ているからという理由だけで陽子の血筋を疑うとか、被害者と加害者の子供が.......原罪という大きなテーマを読み解いていくことは認めるが、ストーリー的には無理があるように感じた。10点満点中4点2013/08/25
りょうけん
3
☆☆☆ 星3つ キリスト教の「原罪」にまるわる説教話が半分。小説的エンタテイメント部分が半分。当然後者はおもしろく、前者部分は眠くなってしまい腹まで立ってくる。 ああしかし思えば、遠藤周作の『沈黙』も似たようなものか。あれは名作だものなぁ。でも『沈黙』はキリスト教徒の弾圧そのものを題材にして正面から書いているのに、この『続氷点』はキリスト教の教えについて書きたいのだけれど娯楽小説という隠れ蓑を使ってコソコソと書いているように思われて仕方ない。 ま、この名作続編についてなにもこんなに俺ごときが書き立てる2014/04/29
りゅっく
0
氷点の続き、面白いです
2000yumi
0
この数日で4冊一気読みです。最初から宗教的とは思いましたが久々に感動というか、人に勧めてもいいお話に会いました。ただ北原と結婚するのかぁ・・それは仕方ないことなのか・・なぜかハチクロを思い出しました。そして、女性陣がみんな綺麗だから起きた事件じゃないのか?と読み終えて思った。やはり美しさは罪なのか。あ、男性陣もね。村井先生も北原もブ男なら夏枝も絶対なびかない。2012/11/27
みゆこ
0
ひたすらに、彼女の運命を過酷なものにしたいらしい。でも、人の運命なんて数奇なもので、その主人公になってしまったら、こんな風に生きるしかないんだろうな。とにかく、読書から離れたくなる時間だった。ごめんなさい。私は耐えられない。2020/08/29