内容説明
2002年、ある時限法がその効力を失った。同和対策事業特別措置法、略して「同特法」。この法律が施行されて以来、同和対策事業には約15兆円もの公金が投入され、部落問題を解決するうえで効力を発揮してきた。だがこの事業は、底なしの利権を生み出す「犯罪誘発装置」にもなった。部落解放同盟の暴力闘争、利権漁りの実態を暴き、戦後史最後のタブーに挑んだ衝撃のベストセラー。
目次
第1章 報道されない「事件の核心」(自治体の“金庫”を牛耳った“解同人事”―高知県「26億円不正・ヤミ融資事件」その陰の主役たち;元暴力団員も公務員!?「同和採用枠」のネジれた現実―京都市役所はなぜ“覚せい剤”に汚染されたか? ほか)
第2章 仁義なき同和利権(同和特権を“票”にかえた政治家の肖像―部落解放運動の闘士“上田卓三”という闇;太田房江、山口組五代目、鈴木宗男 食肉利権が生んだシンジケートの正体―謎のフィクサー「ハンナン」人脈の黒い面々 ほか)
第3章 人権暴力の暗黒史(マスコミ報道が絶対触れない、ザ・部落解放同盟・裏面史!;六〇年代・謀略の武装集団化 矢田問題 ほか)
第4章 「人権ビジネス」のゆくえ(「差別された者の痛みを知る」が隠蔽したもの―マスコミ報道の“タブー”はなぜ犯罪的か?;まちづくり、NPO、人権啓発事業―部落解放同盟の新たなる「利権戦略」!)
著者等紹介
寺園敦史[テラゾノアツシ]
ジャーナリスト。1961年鹿児島市生まれ。『京都民報』(日本共産党系地方紙)記者などを経て、現在フリー
一ノ宮美成[イチノミヤヨシナリ]
1949年大分県生まれ。同志社大学文学部卒。新聞記者を経て、フリージャーナリストに
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感想・レビュー
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