内容説明
「キリンは立って眠るの?」「ワニは鳴くの?」「ゾウにハナクソできるの?」子どもの頃、想像力をかきたてられた、あの楽しい動物園に、また、出かけてみないか。飼育員生活50年、時には動物たちの母親代わりとなり、動物たちに愛情を注いできた著者が、動物園のオリのなかで、懸命に生きる動物の姿を語る。児童虐待が問題となっているいまこそ、耳を傾けたいメッセージ。
目次
動物の子育て
危険は教えなきゃ!でも、抱きしめて
日本初、チンパンジーの人工哺育
神ちゃんと人間の心の交流
ゴリラの繁殖奮闘記
アヒルのママはシチメンチョウ
よその子を育てたカンガルー
ニホンリスは育った
子ゾウの受け入れと訓練
体重四トン、ゾウの心の内
親子で参加「こども動物相談」
格子の動物園に生きて
著者等紹介
亀井一成[カメイイッセイ]
1930年神戸市生まれ。1950年、神戸市諏訪山動物園のゾウ飼育係となる。1951年より、動物園の移転に伴い、神戸市立王子動物園飼育技師、学芸員。極地ペンギンの飼育、チンパンジーの人工飼育で日本動物園水族館協会技術賞受賞。1967年、神戸市優秀職員として表彰される。定年退職後は、園内の動物科学資料館こども動物相談を担当。著書に『動物園は心の学校』(産経児童出版文化賞推薦受賞)(ポプラ社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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