内容説明
カウンセリングを受けたいと考えている人、カウンセリングについて知りたい人、カウンセリングを学ぼうとする人のために…。実践現場からの解説。
目次
第1部 カウンセリングのプロセス(面接開始前の段階―さまざまな準備;インテーク面接―カウンセリングの契約;面接の初期段階―独特な援助関係の確立;面接中期の課題―自己探索;面接後期に来る課題―具体的行動変容をめざす;カウンセリングの終結)
第2部 統合的カウンセリングの考え方(カウンセリング界の動向;カウンセリング諸理論の共通点;統合の原理としてのシステム理論;カウンセリング技法の折衷の試み)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさや
6
言語化されていない当たり前だと思っていることが言語化されていて気持ちが良かったです。 受付の対応についても言及されているのがいいと思いました。 「新・カウンセリングの話」も読もうと思います。2022/01/04
bookreviews
5
特に滑り出しのところにページが多く割かれ、信頼関係の構築のためには聴いているだけでなく、伝え返しが重要であることが繰り返し説明されています。関係性が十分できたところで自己探索を促していく。その過程では抵抗や防衛が出てくることもある。ただし、それが人間として自然な反応であって、そこも前に進むには必要なプロセスとして大切なこと。全体の流れがよくわかる、まさに「カウンセリングとは何か」について理解が進む良本でした。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/hiraki2025/06/06
不動 明
3
カウンセリングの始まりから終了までの一連の流れとはこういうものです、というモデルを示す一見ありそうで中々無い本でした。勿論筆者も書いている様に実際の現場ではこの様なスムースな流れや順番に始まり終わる事の方がレアなケースであり、あとはひたすら臨床という実践を通して自分にとってのカウンセリングというモノを身に付けられていくのだ、という事だと感じました。 カウンセラーを目指す人には一読はしておくべき本ではないでしょうか。2015/05/26
言いたい放題
1
産業カウンセラー試験対策として。もう少し早い段階で読んでおいてもよかったかも。2022/04/07
みそさざえ
1
カウンセリング入門としては読みやすく、わかりやすい。2015/04/20