杉下右京の密室

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022510648
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

杉下右京のもとに届けられた1通の封筒。それは、大学時代のチェス部の好敵手で、卒業後はベンチャービジネスで巨万の富を得た、高松からの手紙だった。そこには、週末に10名ほどの友人を孤島にある高松邸に招き、「推理ゲーム」を行うので、参加して謎を解いてみろと書かれていた。休暇を取ってゲームに参加し、見事に謎を解いた右京だったが、高松の姿が見えないことに気づく。やがて、何者かに殺された高松が発見されるが、現場となった部屋は完全な密室だった。携帯電話も繋がらない孤島で、右京は一人、難事件に挑む「大富豪の密室」と、ペントハウスでの密室殺人に挑む「屋上の密室」を書き下ろした、本格ミステリ。

内容説明

右京の元に届いた一通の手紙。それは、推理ゲームへの招待状のはずだった…。ゲームはいつしか殺人事件へと変貌を遂げる―。

著者等紹介

碇卯人[イカリウヒト]
1960年、福岡県生まれ。日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブに所属する某ミステリ作家の別名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かな

41
神戸尊が移動になり杉下警部が一人になったときの事件簿。これがよくできていてドラマそのままの言い回し。ドラマは相棒ありきで定着しているので、この本は「杉下右京の〇〇」という形の3冊目。ドラマはよく見ているので何となく敬遠してた本なんだけれど、脳内で杉下警部がそのまましゃべるは動くは、なめてました。前後するけどあとの本も読んでみたい。ついでですが〈花の里〉の女将は月本幸子さんでした。2023/01/26

ゆきおんな

31
右京さんが対峙する密室が2つでした。今回は、相棒シリーズに登場する他の刑事さん達もちらっと登場しています。テレビの俳優さん達の姿が浮かび上がってくるような感じで読み進めました。相変わらずの鋭い推理が素晴らしかったです。ちょっと悲しいラストもありましたが、右京さんならではの事件の始末でした。相棒のいない右京さんはちょっとさみしいです。 2016/12/10

ぺんぎん

27
ドラマの方はやたら重いのが多いがこちらはそんなに構えず読める。だけど伏線の張り方や回収していく過程はなかなか。独断で動いて捜査して解決する右京さん、自由すぎる(笑)2013/03/26

したっぱ店員

24
右京さんのみ出演の1作と、米沢さんたちも出演の1作。真犯人がちょっと苦い2作目の方がより相棒らしかったかも。どちらもなかなか楽しめました。とにかくこの「杉下右京」というキャラはほんとに良くできていると改めて思ってしまった。そしてやっぱり右京さんのセリフは勝手に水谷豊さんの声で脳内再生されてしまうなあ。2013/04/22

むつぞー

22
タイトルとおり「相棒」なしの右京さん一人で密室事件に挑む短編2編です。 密室でありある意味館ものともいえる作品なのでTVよりミステリとしての色合いが強くなっています。 映像化は出来ないような話ですけど、右京さんを始め登場人物の絵が浮かぶようです。少なくとも右京さんの姿は確実に! 「相棒」も好きだけど、この杉下右京一人のこのシリーズも好きです。2013/04/21

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