出版社内容情報
分裂病心性を、人格の深みから孤立化してゆく人間像として捉え直す。日本の精神医学に視点の転換をもたらした著者の、神経学・精神病理学の名篇。<初版1976年>
内容説明
本書は人格の深みから孤立化してゆく人間像として、精神分裂病を捉え直す試みとなっている。
目次
人格の病
精神分裂病における感情移入の障碍
精神分裂病における人格の自律性の意識の障碍
人格化について 自然感情の精神病理学的研究
人間的分化機能の喪失を来した癲癇痙攣性脳損傷例
了解精神病理学の動向
現代美術と精神分析学
精神医学認識源について
精神分裂病の現代概念
著者等紹介
島崎敏樹[シマザキトシキ]
1912年東京に生れる。1937年東京大学医学部卒業。1944年東京医学歯学専門学校教授。1950年東京医科歯科大学教授。ここに精神医学教室を創設、指導。1967年退官。同大学名誉教授となる。1968年成蹊大学教授。1972年田中千代学園短期大学教授。1975年歿
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