内容説明
朝日新聞コラムニストが、がんと闘いながら書き残した絶筆のエッセイ。現代史に刻まれた名句・名言が時代を照らす。
目次
幾時代かがありまして茶色い戦争ありました―中原中也
アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である―T.W.アドルノ
奴はやってきて「こんにちは」というべきだった―アボリジニの長老
このぬくみは自分の先行き一生のぬくみとして信じよう―幸田文
絶望は虚妄だ、希望がそうであるように―魯迅
デモクラシーは最悪の政治形態だ。ただし、…―W.チャーチル
きみはヒロシマで何も見なかった。何も。―“彼”
身捨つるほどの祖国はありや―寺山修司
抑圧機関が、奉仕すべき人の主人になってしまった―X
事実は事実の敵である―ラ・マンチャの男〔ほか〕
著者等紹介
小池民男[コイケタミオ]
1946年、岐阜県生まれ。東京大学法学部卒。69年、朝日新聞社入社。学芸部次長を経て、91年から論説委員。97~2000年にコラム「素粒子」、01~04年には「天声人語」を担当。05年から編集委員兼論説委員。06年4月25日、がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あなた
9
朝日新聞の連載を毎週たのしみにしていた。ウィトゲンシュタインについての回は、彼の変態と魅力が思う存分描かれている。わたしはこんなにもいとおしくウィトのことをおもったことはなかった。でも、こういうのって新聞というメディアの上で、ふっと生活のエアポケットのなかにおいて読むものなんだな。ことばと、どのように出逢うかってたいせつなことなんだ。メディアで損ねている場合もあるんだ。「ぼくの人生は、ぼくの書きたい詩だった」2009/08/09
みに
0
友人にすすめられて。解説にあるように、ことばのタピストリー。2012/02/04




