内容説明
真珠の養殖で有名な志摩半島の英虞湾に、己の刑務所体験を書く人気作家、袴田啓二郎の他殺死体が浮かんだ。所轄の鳥羽署はかつての裏の交流に着目し、捜査を開始。そんな折、美少女海女の取材で当地を訪れていた浅見光彦は事件を知り、興味を持つ。そして起こる第二の殺人。はたして光彦は真相に行き当たることができるのか。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都生まれ、軽井沢在住。1980年『死者の木霊』で衝撃的デヴュー。以後“―伝説殺人事件”“地名+殺人事件”など長編推理小説を精力的に発表し、旅情ミステリーの第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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十六夜(いざよい)
10
浅見光彦シリーズ22弾。海女さんの取材で志摩を訪れた光彦だったが、作家が海で浮いていた事に因縁めいたものを感じ調査を開始する。相変わらず旅行記のような詳細な描写が興味をそそる。結末は途中で"こうでなかったらいいな〜"という風に進んでしまい、気落ちしたが結末的には良かったんじゃないかな。2019/03/24
椿
4
志摩半島に行って真珠見てみたいなぁ。山崎豊子の「華麗なる一族」を読みたくなったよ。2014/10/22
コマンドー者
2
浅見光彦もの長編としては地味な小品だが、旅情と哀愁の感じさせる安定の読み応えだ。ラストは、やや放り投げ状態で終わってしまっている感じではあるが・・・。2024/03/22
ナタニエル・ブシッチオ
1
偶然、志摩で起こった殺人事件の現場に遭遇した浅見光彦。でも、それは必然だったのかもしれない、殺されたのは元やくざ者の作家。この殺された袴田という人物、モデルはあの人ではないかと勘繰ってしまう。著者の自伝に対する思いや意見も浅見を通して表現されている。続けて起こった2つ目の事件も無関係なようで最初の事件と結びついていた。当初から役所の係長は何か怪しい感じはあったが、真相は予想を超えていた。高校生の海女は関係者に多くのヒントから昔のある共通した出来事を思い出させたのだろう。珍しく真相=犯人逮捕とならなかった。2022/11/25
タカシ
1
袴田がなぜ殺されたのかがよく解らなかった。2013/05/31




