出版社内容情報
「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそものの真の味わいがわかる。明代末期に三教(儒仏道)兼修の士洪自誠が自身の人生体験を基にかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。本文庫版には注に解説に校注者の研究水準の高さが充分に盛り込まれている。
【目次】
目次
菜根譚前集(道徳に棲守する者は;世を渉ること浅ければ;君子の心事は;勢利紛華は;耳中、常に耳に逆うの言を ほか)
菜根譚後集(山林の楽しみを談ずる者は;水に釣るは逸事なり;鴬花茂くして;歳月は本長くして;趣を得るは多くに在らず ほか)



