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岩波現代文庫
マーラーと世紀末ウィーン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006020828
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0173

出版社内容情報

マーラーの真の新しさや面白さは,世紀末ウィーンの文化史全体に目を向けて初めて明らかになる.著者はクリムトやフロイトらの活動をも視野に入れ,彼らの夢と現実のありようを描き,現代のマーラー受容の意味を問う.

内容説明

マーラーの作品の真の新しさや面白さは、世紀末ウィーンの文化史全体に目を広げて初めて明らかになる。著者は同時代人クリムト、O.ワーグナー、フロイト、V.アードラーらの活動をも視野に入れ、彼らの夢と現実のありようを描きだす。また現在、彼の音楽のどのような側面が注目され、それが現代文化のいかなる状況を表現しているのかを問う。

目次

第1部 同時代者の中のマーラー(花形指揮者の憂鬱―一九世紀の歌劇場の状況の中で;芸術による社会革命の夢―マーラーと学生運動;意識下の世界の探索―マーラーとフロイト;綜合芸術の館―マーラーと分離派;指揮者マーラーの挑戦―マーラーのベートーヴェン受容 ほか)
第2部 現代人の中のマーラー(マーラーとポストモダニズム―芸術とキッチュのはざま;音楽の「論理」の解体―音楽の空間性;ワルター神話を超えて―『第四』演奏史の分析)

著者等紹介

渡辺裕[ワタナベヒロシ]
1953年千葉県に生まれる。東京大学文学部(美学芸術学)卒業。同大学院修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。音楽学専攻。著書に『聴衆の誕生』(春秋社、サントリー学芸賞受賞)などがある
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