出版社内容情報
自助努力を強要し、弱い個人たちを分断する政治から、かけがえのない存在として人びとがつながり合う政治へ。ホロコースト、人種差別、貧困……。過去から現在に至る構造的・歴史的不正義の責任を引き受け、政治を変革する可能性を問う。急逝した著者のためにマーサ・ヌスバウムが寄稿した序文も収録。解説=土屋和代
内容説明
自助努力を強要し、弱い個人たちを分断する政治から、かけがえのない存在として人びとがつながりあう政治へ。ホロコースト、人種差別、貧困…。ロールズ、アーレントらの議論を精査したうえで、過去から現在に至る構造的・歴史的不正義の責任を引き受け、政治を変革する可能性を問う。急逝した著者のためにマーサ・ヌスバウムが寄稿した序文も収録。
目次
第1章 自己責任から政治的責任へ
第2章 正義の主題としての構造
第3章 「罪」対「責任」―ハンナ・アーレントをめぐるひとつの読解、そして実践的批評
第4章 社会的つながりモデル
第5章 国境を越える責任
第6章 責任を避ける
第7章 責任と歴史的な不正義
著者等紹介
ヤング,アイリス・マリオン[ヤング,アイリスマリオン] [Young,Iris Marion]
1949‐2006。アメリカの政治哲学者、フェミニズム理論家
岡野八代[オカノヤヨ]
1967年生。同志社大学教授。専攻は政治思想、フェミニズム理論
池田直子[イケダナオコ]
1979年生。中央大学非常勤講師。専攻はフェミニズム平和理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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