実業之日本社文庫<br> 監禁探偵

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実業之日本社文庫
監禁探偵

  • 著者名:我孫子武丸
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 実業之日本社(2022/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408557564

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内容説明

下着を盗もうと忍び込んだ部屋で、住人女性の他殺死体を発見した亮太。彼は警察に通報できない。アカネと名乗る少女を自室に監禁しているからだ。犯人扱いされないかと危ぶむ亮太に、手錠で拘束されたアカネが助言をし、事件の背景についてキレ味鋭い推理を展開し始めるが……。解説の大山誠一郎氏も絶賛。多彩な作風を誇る著者が挑む、キャラミスと本格推理のハイブリッド!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

65
「このタイトルっていったい・・」と思いながら読み始めたら、思った以上にタイトル通り😲監禁されたロリータ美少女アカネがキレ味鋭い推理を披露する連作短編集。1話目の主人公、自己チューなダメ男・亮太は街中で出会ったアカネを監禁、また彼は盗撮していた女性の部屋に忍び込み下着を盗もうとして死体を発見してしまう。アカネは手錠で繋がれながらも素晴らしい推理力を発揮。物語が進むにつれてアカネの不思議なキャラとアンバランスな推理力、真相を見つけるためには手段を選ばないアカネの真の目的が段々と明らかになる驚きのミステリ。2022/11/05

坂城 弥生

39
謎の少女『アカネ』を巡る物語。2023/10/11

lucifer

27
タイトルからして不穏で興味津々。ロリータファッションの美少女“アカネ”が、監禁された先や、入院先で起こった殺人事件を解決する。だけかと思ったが、最後は様相が変わり“アカネ”自身の謎に言及。1話目こそちゃんと監禁中なので完全に安楽椅子ものだが、2話目は不自由とはいえ、ある程度動けるのでコンセプトがいまいちわからなかったが、“アカネ”の不思議な魅力と展開には目が離せず、思ってた以上に面白かった。ただ、最後まであの調子なのは続編を見越してなのか。2022/11/04

マッちゃま

25
お久しぶりの我孫子さん。どうやら本書は漫画原作→映画化→小説の順に世に出たそうです。いつも自宅から盗撮していた女性がいる亮太。干してる下着を盗もうとして侵入したら、その女性の屍体を発見してしまう。亮太は警察には通報できない。なぜなら自宅にも監禁している謎の少女が居るから。この設定に「なんなんだよ‼︎」と思ったら読んでみるべし(笑)屑で下衆い内容かよ〜と思いきや、意外と真っ当に…真っ当に?真っ当そうに話しは進みます。嘘臭くて薄っぺらに思う気持ち半分、ミステリなんだから割り切って謎解きを楽しもうぜ半分でした♪2023/02/23

きたさん

19
少女を監禁中に下着泥棒に入った家で死体を見つけてしまう、というとんでもない状況から始まる第一話がとにかく面白かったので逆に、続くそれ以降が若干蛇足気味に感じてしまった。綺麗に終わった作品に人気が出て、それを受けて発表される続編、という印象でした。好きな人は全然気にせず楽しめる、という点も含めて。2022/11/06

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