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岩波現代文庫
日本人論―明治から今日まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001575
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0136

内容説明

明治以来の社会的激動の中で、日本人はいかに自らの国民性を考察してきたか。その最も特徴的な個性はどう変容してきたか。代表的な論著五〇〇点余を紹介、解説し、自らの国民性を論じたがるという日本人の謎を多角的に検証する。

目次

序説―国民性とは何か
明治期
大正期
昭和(戦前)期
占領期
現代

著者等紹介

南博[ミナミヒロシ]
1914‐2001年。1940年京都大学卒業。43年コーネル大学大学院卒業。専攻=社会心理学。一橋大学教授退官後は、同大学名誉教授。日本心理センター所長、伝統芸術の会会長、全日本気功協会会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

2
日本人論を明治~バブル期くらいまで取り上げており、時代別に一つ一つ要約をしていくスタイルを採用することで、それぞれの日本人論が書かれた時代性を見出していくというものである。面白い試みであるし取り上げている文献も非常に多くアベグレンやエズラ・ヴォーゲル、ルース・ベネディクトなどの外国人によるものまでピックアップしていて網羅性が高く体系化もそこそこに行われているが、風呂敷を広げすぎてまとめきれているようには思えないところが欠点か。バブル以後の日本人論を含めた論考が現在必要であろう。2015/11/12

マウンテンゴリラ

2
明治以降の日本人論が体系的に網羅されており、筆者の該博な学識に感心させられた。日本人の研究者や日本人論に深い興味を持つ読者にとっては、貴重な文献であると思われる。ただし、我々のような一般読者にとっては、そのことが逆に内容の深みに欠け、読み物としての面白さが損なわれているように感じた。一般的によく描かれる日本人像である共同体指向、没我的、非論理的、非合理的といったことは、必ずしも古来からの日本人固有の特質ではなく、歴史的に作られてきた面もあり、将来においても変わる可能性があると感じた。2011/09/06

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